ＭＬＢ・エンゼルスの大谷翔平選手（２７）が１５日、都内で記者会見を行いました。

以下、会見の主な一問一答

――今季、数々の賞を受賞。どう受け止めているか？

ありがたいなと思っていますし、個人的にはどんどん切り替えて、来年もっともっとそういった賞を頂けるように、頑張っていきたいなっていう方に切り替えていきたいなと思っているので、今年やってきた数字っていうのを評価してもらえるのは、うれしいことだなと思っていますね。ただ待ちわびるというか、そういう感覚ではないですし、切り替えてやっていきたいなとは思っています。

――今季、対戦して最も印象に残った打者と投手

（投手）オールスターで対戦したシャーザー投手（ドジャース）。やっぱりずっと僕が若いときから見ていたのでいつか（打席に）立ってみたいなという投手でありましたし、そこはすごく印象にあるかなと思います。

（打者）どのバッターもすごく素晴らしいのでゲレーロ選手（ブルージェイズ）もそうだしペレス選手（ロイヤルズ）もそうだし、この一人というのはなかなか難しいと思います。

――今季、メンタル面で変えたことはあるのか？

考え方を変える事はないです。怪我も続いていたので、去年も良いシーズンとは言えなかったので、チャンスも含めこれから先、そんなに多くのチャンスをもらえる立場ではないなというのがひとつ大きく違う所ではないかなと思うんですけど、そんなにメンタル的に変わる、何を変えたかっていうのはないですね。でも試合に出てれば勝ちたいなと思うのが普通ですし、チーム的に苦しい状態が続いていたので、そこに対して勝ちたいなという気持ちは毎年高くなっていると思います。

――ベーブルース氏と比較される事をどう感じているのか？

比較して頂けるだけでもすごく光栄なことというか、もちろん残した数字だけがすごい方ではないと思う。そこが一番すごいのであって、いつまでも覚えてもらえる選手はなかなかいることはないので、選手として目指すべきものの一つかなと思います。実際にやっているところを見ているわけではないけど、多くの人が知っていることはすごいことだなと思います。

――日本のファンの盛り上がりは感じていたか？

向こうでは日本のテレビはほとんど見ていなかったので、テレビからというのはなかったですかね。あとはクラブハウスの中に記者の方が入るというのもここ２年くらいはないので、あまり直接の声を聞くのはあまりなかったかなと思います。

――１番お世話になった方は？

お世話になったのは（通訳の）一平さんだと思います。常に一緒に仕事をしていますし、それはその通りだと思います。

――日米ともに“二刀流”が出てきている事をどう感じているのか？

個人的にはすごいうれしいことだなと思いますね。そういう風に受け入れてくれるという環境があるだけでもやっている側としてはうれしいなと思いますし、メジャーリーグなんか見ていても、能力高い選手はたくさんいるので、「投げてもすごいんだろうな」とか、「打ってもすごいんだろうな」という選手はたくさんいるので、個人的にはそういう人の可能性というのを見てみたいなというのが強いです。

――母校・花巻東高校の菊池雄星投手とともにオールスターに出場できた事についてどう感じたのか？

同時に出られたことは個人的にもうれしかったですけど、おそらく（高校の）監督・コーチの方がうれしかったんじゃないかなと思います。サインを２人で書いて送りましたけど、毎年そういう風に出られたら一番うれしいかなと思いますし。

――母校・花巻東高校が秋の東北大会で優勝し、明治神宮大会へ出場。後輩たちへのメッセージ

（明治神宮大会の）優勝を目指して頑張ってほしい。僕も目指してたけど、なかなか行けるところではないので、甲子園が大きな目標ではあると思うけど、神宮大会もすごく大きな大会なので優勝目指して頑張ってほしい。


写真：アフロ