MLB大谷翔平 帰国会見4
MLB・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が15日、都内で記者会見を行いました。
以下、会見の主な一問一答
――現在のトレーニング状況は?
2週間ぐらいはほとんど動かずアメリカでは休んでいたので、ほかの仕事を続けたりとか、日本に帰ってきてからはここまで隔離期間含めて2週間ぐらい、自宅でトレーニングをまずしていたってかんじですかね。昨日から外に出て動き始めたりしているので、スローイングは、ちょうど今日このあとからやります。
――このオフに取り組むことは?
一番はフィジカルを向上させていくところ。患部も含めて本当に100%、120%というわけではないので、もっともっとやる余地はあるかなと思っています。キャンプインまでにしっかりとそこを詰めていって、そうすれば必然的にスキルの部分でも気づく部分が多くなってくると思うので、あとはそこからのすり合わせはスプリングトレーニングに入ってからかなと思っています。
――来季の「投手・大谷」はどのような部分を成長させていくのか?
(今年に関して)一番良かったのは、イニング数・試合数をこなせたというのが一番だと思う。その中で患部のなじみだったりとか、体のなじみだったりとか後半戦につれてどんどんよくなってきたので、その延長戦で来年入りたいですし、そうすれば必然的に球速は上がると思います。あとはメカニックの問題であって、フィジカルを維持するのが一番最初にやることかなと思っています。
――来季の目標は?
一番は数じゃないかなと思っているので、「どれぐらい試合に出れるか」、「どれくらい打席に立てるか」、「どれくらい登板できるか」というのが一番かなと思います。あとはやれることをやって残った数字というのをシーズン終わった後に良かった悪かったとかを自分で振り返ればいいかなと思っている。一番は健康で過ごして出続けることと思っています。
――来季、さらにレベルアップしているイメージを持っているか?
バッティングもそうですけど特にピッチング、まだイニング数はそこまで多くはないので数を増やしていけたら、もっともっと高いレベルで数字も残るんじゃないかと思います。
――来季以降も四球が増えてくることが予想されるが、どう対策するか?
主軸のバッターがケガで離脱しているのが、一番(四球が)増えている要因ではあるので、おそらく来年はそういう風にならないと思います。いいバッターがラインアップに並ぶので、そういう意味では今年のような攻めにはならないかなと思っています。なったとしても今年の経験を踏まえて冷静にバッターボックスの中で自分の仕事ができれば必ずいい成績が残るんじゃないかなと思っています。
――アメリカでは大谷選手を“異次元”と報道。どう感じているか?
僕自身はやっている側なので、特に自分がやっていることに対してすごいなという感覚はないです。ただ違ったことをやっているので、単純にそう見えるところはあるかなと思います。そういうサンプル自体が少ないので今後多くなってくれば、この数字がすごいのかすごくないのかよりハッキリしてくるかなと思っています。
――家庭を持つタイミングは考えているのか?
タイミングですか。タイミングについては特に考えることはないですかね。まぁ、良きタイミングでというか。そうなるようにしかならないものだと思っているので。今のところはまだまだ先じゃないかなと思っています。
――日々の食事はどのようにしているのか?
シーズン中はビュッフェ形式で出ているので、決まったものを自分で取っていくという感じですし、ホテルに帰るとホテルのものしかないので、シーズン中はカロリーと運動量のバランスを考えることくらいかなと思います。どちらかというとオフシーズン、今の方が栄養素に関しては細かくやっていくイメージかなと思います。
写真:AFP/アフロ