原英莉花「笑って終えたい」最終戦連覇へ
◇国内女子ゴルフ・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(25日~28日、宮崎CC)
新型コロナの影響で2020年から続く今季の最終戦、リコーカップ開幕を前日に控え、去年の大会女王・原英莉花選手が24日、単独インタビューに応じました。
「いろいろあったなと思います。すごく」
2020年10月に日本女子オープンを制し、メジャー初優勝を果たすと、前回のリコーカップでメジャー2勝目を達成。しかし、今年に入ってからは優勝から遠ざかっていました。
約1年ぶりの優勝を果たした前週のエリエールレディスではうれし涙。
「メジャー2勝、ポンポンと最後、昨年は勝てた感じで。自分でもすごくよくなってきているのかなと思ったんですけど、ゴルフにはいろいろと超えなきゃいけないものがあって、そこの壁に当たったりしてという。いろいろ(波が)あった年だなと思います」と振り返りました。
最終戦を前に調子を上げてきた要因について「本当に最後まで自分でやろうと思ったんですけど、自分のキャパじゃ、何も解決できないのかなと思って、最後は師匠に頼らせていただきました」と師匠である“ジャンボ”尾崎将司選手のアドバイスを求めたといいます。
「腰をかばったスイングになっていて、最後振り抜きが悪くなっていたというのを瞬時に見抜いていただいて。そこを指摘されて、意識して先週戦いました」と師匠とのやりとりを明かしました。
2年ぶりに観客を入れて行われる今大会。
無観客との違いを聞かれると「やっぱり違うと思います。ギャラリーの皆さんがいると、一歩こらえられるのかなと思う。元々、無観客のイメージは全くなく、すごくさみしいなと思った。最近久しぶりに応援という、ただ見ているというより、応援というのがすごく熱いな温かいなと感じました」と、ギャラリーの存在の大きさを実感したといいます。
連覇がかかる今大会に向けて「絶対、笑顔で上がりたいです。悔し涙は流したくないので、笑って終えたいですね」と笑顔。
「ずっと落ちてきていてやっと先週勝てて、『最後に来たな』と思ってもらえるようなプレーで終われればと思います」と決意を語りました。