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前DeNA・バウアーが古巣マイナー相手に3回4奪三振 最速は約159キロ メジャー復帰の足がかりになるか

2024年3月11日 16:27
前DeNA・バウアーが古巣マイナー相手に3回4奪三振 最速は約159キロ メジャー復帰の足がかりになるか
古巣マイナーチームとの試合に先発登板したバウアー投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
メジャー復帰を目指す前DeNAのトレバー・バウアー投手が日本時間11日、アジアンブリーズの一員として古巣ドジャースのマイナーチームとの試合に先発登板しました。

アリゾナ州フェニックスを拠点とするアジアンブリーズはメジャー傘下球団と試合を行い、プロ契約を目指すトラベルチーム。この日の試合は、ドジャース・大谷翔平選手が出場するオープン戦の試合会場近く、小さな仮設スタンドしかないマイナーリーグのフィールドで行われました。

バウアー投手は試合開始1時間前にフィールド入り。チームメートと笑顔で挨拶をかわすと、外で背番号77のユニホームに着替えアップを開始しました。試合開始10分前にブルペンに入ると、ドジャースのマイナー選手やコーチも投球練習を真剣に見入る場面もありました。

メジャー通算83勝、昨季は日本球界のDeNAで10勝を挙げたバウアー投手。その立ち上がり、先頭打者にセンター前ヒットを許しますが、2番をストレートで見逃し三振。3番にはフルカウントからファウルで粘られると8球目を見送られ四球。4番にはレフト前ヒットを打たれて1アウト満塁のピンチを迎えます。それでも5番をスプリットで空振り三振、6番をツーシームでセカンドゴロに打ち取り初回のピンチを切り抜けます。

2回は立ち直りを見せ、先頭バッターをカットボールで空振り三振、続くバッターをサードゴロ、3人目はスプリットで空振り三振。このイニングの途中からはバッターに球種を宣告。また、ファンから投げる球種を聞く余裕の姿を見せるなど、わずか9球でこのイニングを抑えます。

3回もサードゴロ、ショートライナー、ピッチャーゴロと9球で三者凡退に抑えたバウアー投手。この日は3回を投げ打者12人に対し42球、被安打2、1四球、4奪三振、無失点。最速は98.9マイル(約159キロ)でした。

降板後には、3塁側ベンチの裏に集まるファンの前に姿を現しサインをする場面も見られました。バウアー投手は「楽しく野球が出来ました。見に来てくれたファンには感謝しています。沢山のファンが来てくれて最高でした」とコメントしています。