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バウアーについてメジャー殿堂投手が同情の念 “稼ぐ金は桁違いでも四六時中撮影される時代にプレーしたくない”

2023年10月7日 21:02
バウアーについてメジャー殿堂投手が同情の念 “稼ぐ金は桁違いでも四六時中撮影される時代にプレーしたくない”
ドジャース時代のバウアー投手(写真:AP/アフロ)
プロ野球DeNAのバウアー投手が性的暴行の疑いで訴えを起こしていた女性と、双方の訴えを取り下げることで和解した件で、殿堂入りをしているトム・グラビン氏が「あの3年は戻ってこない。若返ってプレーできるわけでもない」などと、YouTubeチャンネルに出演して述べました。

グラビン氏はブレーブスなどで通算305勝を挙げている投手。人気ポッドキャストチャンネルに出演した時に、バウアー投手の話となりました。

「時間を巻き戻すことはできないし、あの3年は戻ってこないし、若返ってプレーできるわけでもない。もう少しわれわれはこうした問題を扱うときに気をつける必要があると思う。最終的には訴えられた側が悪くなかったという状況にもなるので。そうしたときに時間は巻き戻せない」

バウアー投手は女性から性的暴行の疑いで訴えられたときに、メジャーリーグ機構から出場停止の処分を受けました。日本時間10月3日、バウアー投手は自身のSNSで、女性が証拠となる動画を提出していなかったことなどを明かしています。女性への金銭的な支払いは発生しておらず、双方が訴えを取り下げることで合意。和解という形をとってこの騒動に終止符を打っています。

グラビン氏は「バウアーがまだこのレベルでプレーできるのなら興味を示す球団も出てくるだろう。でも、今回は彼に非はなかったワケだが、それを信じない人も多くいると思う。獲得に乗り出すなら、こうした事案に“巻き込まれた”バウアーを受け止める準備を整えなければならない」と続けました。

「僕としては今のご時世にプロ選手をやっていたいと思わない。もちろん、稼ぐ金は桁違いだけど、それに付随するものが大きすぎる。どこに行っても誰かがカメラを向けている。撮影されずに外を歩くことなんてできない世の中なんだよ」とSNSやスマホが発達した世の中について率直な意見を述べました。

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