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【パラ水泳】東京大会で銀メダル37歳の鈴木孝幸がパリ内定「有観客で表彰台の真ん中に立ちたい」

2024年3月10日 8:00
【パラ水泳】東京大会で銀メダル37歳の鈴木孝幸がパリ内定「有観客で表彰台の真ん中に立ちたい」
レースを終え、パリパラリンピックへの意気込みを語る鈴木孝幸選手
◇2024日本パラ水泳春季チャレンジレース(9日、静岡県富士水泳場)

日本パラ水泳春季チャレンジレースが9日、静岡県の富士水泳場で行われました。

今大会はパリパラリンピックの代表選考会を兼ねる大会。男子50m自由形S4クラスに出場したのは、同種目で東京パラリンピック銀メダルを獲得した鈴木孝幸選手です。

鈴木選手は先天性の四肢欠損のため、右腕の肘から先がなく、左手は指が3本、右足は付け根付近から、左足は膝から下がありません。

鈴木選手よりも障害が軽い選手たちとともに行われたレースでしたが、その中でも一着でフィニッシュ。タイムは37秒86で派遣基準記録を突破。パリパラリンピック代表に内定しました。

これでパラリンピックには6大会連続の出場。今年1月に37歳となったパラ水泳界のレジェンドは、「日本で37秒台をなかなか出せてなかったが、この一発勝負の選考会で出せたのは、パリに向けてのいい手応えと感じている」とレースを振り返りました。

また東京大会では叶わなかった有観客でのメダル獲得に向け、「北京で金をとった時の表彰台の真ん中からの景色を覚えている。有観客でメダルをとりたい。表彰台の真ん中に立ちたい」と力を込めました。
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