“ビッグボス”日ハムが両打ち内野手を獲得
プロ野球・日本ハムは10日、シカゴ・カブスなどに所属したアリスメンディ・アルカンタラ選手(30)の獲得を発表しました。
アルカンタラ選手はドミニカ共和国出身。右投げ両打ちで、カブス、シンシナティ・レッズなどでプレーしました。
メジャー4年間で通算167試合に出場し、本塁打11、打点39、打率.189の成績を残していますが2018年からはメジャーでの出場はありませんでした。
2020年には大谷翔平選手の所属するエンゼルスとマイナー契約を交わしましたが、コロナ禍でシーズン自体が中止となり出場機会には恵まれませんでした。
ビッグボス新庄監督は「第一印象は、スワローズにいたホージーかな。打ち方、ちょっと似てない?」と1997年から98年にヤクルトに在籍し、97年に松井秀喜さんとの本塁打王争いに競り勝ったドゥエイン・ホージー氏に似ていると分析。
「アメリカでは三振が多いけど、全然そんなふうに見えないんだよね。ホームランも打つけど、二塁打とかをちゃんと稼いでいくタイプかも。少し前までは盗塁も結構していたし、日本ではガンガン走ってほしいな。スイッチというのは面白い。左打席の方がしっくりきているのかな」
今季はリーグ最多となるエラー数76だった日本ハムにとって、何よりも守備での貢献に期待を寄せました。
「何より大きいのは、ショートもセカンドも守れること。守りをおろそかにしないバッターは『今のファイターズに欲しい野手ランキング』の上位にいけるもんね!彼が早く日本の野球に慣れるよう、手助けすることがBIGBOSSの仕事。楽しみでしかない!」
アルカンタラ選手は球団を通じ、「日本で野球ができることが決まり、本当にうれしいです。日本でプレーをしたことのある仲間からは、とても良い国であると聞いています。野球のみならず、異国の地での全ての経験を楽しみたいと思っています。これまで培ってきた経験を活かし、力を発揮できるよう、今からしっかり準備をしていきます。必ずファイターズの勝利に貢献しますので、応援よろしくお願いします」とコメントしています。