◇プロ野球セ・リーグ 阪神－巨人（31日、甲子園球場）

巨人・戸郷翔征投手が5回まで阪神打線をわずか1安打、無失点に抑える好投を見せています。

戸郷投手は今季阪神戦に5試合登板し、4勝1敗、防御率2.34の好成績。5月24日に甲子園球場で行われた一戦では、自身初のノーヒットノーランを達成しています。

戸郷投手は2点の援護をもらい迎えた初回、先頭・近本光司選手を鋭く落ちるフォークで空振り三振に抑え、続く中野拓夢選手に対しては力のあるストレートでショートフライに打ち取ります。2アウトから味方のエラーで得点圏にランナーを背負いますが、4番・大山悠輔選手をセンターフライに打ち取りピンチを脱します。

2回は圧巻の奪三振ショー。佐藤輝明選手を低めに落ちるフォークで空振り三振に抑えると、続く前川右京選手に対してはアウトコース低めへストレートを投げ込み空振り三振。続く梅野隆太郎選手に対しても力のあるストレートで空振り三振に抑えます。

3回はこの試合初ヒットを許しますが、フォークを決め球として才木浩人投手、中野選手から空振り三振を奪い、同点のピンチを脱します。

4回は佐藤選手から2打席連続の三振を奪い、三者凡退。5回はインコースへのストレートで木浪聖也選手を空振り三振に抑えるなど三者凡退に打ち取り、無失点。

戸郷投手は5回まで72球を投げ、1安打8奪三振1四球無失点の投球内容。

杉内俊哉投手コーチは「今日はブルペンから良かった。球威もコントロールも勝負球もすべていい。ピンチをむかえても粘り強く投げてほしい。思いっきり勝負してきてほしいですね」とコメントしています。