「必死に繋いだ」女子バレー久光3年ぶりV
◇令和3年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会・女子決勝 久光スプリングス3ー2東レアローズ(19日・高崎アリーナ)
2大会ぶり8度目の優勝を目指す久光スプリングスは9大会ぶり3度目の優勝を目指す東レアローズと対戦しました。
第1セットを落とした久光は第2セット、東京五輪代表の石井優希選手が広い視野を生かしたフェイントでポイントを奪うと、東京五輪アメリカ代表、アキンラデウォ・フォルケ選手が強烈なスパイクを決めるなど、このセットを奪います。
さらに第3セット、久光は井上愛里沙選手にボールを集めると、コースをついたアタックを決め、このセットも奪いセットカウントで2-1と逆点します。
しかし、第4セットは取られ、試合はフルセットにもつれます。それでも東レのクラン選手のミスを誘いポイントを重ね、最後は石井選手が決め、久光スプリングスが3年ぶりの優勝を飾りました。
最後の得点を決めた石井選手は「みんなの思いが込もった、必死に繋いだボールが来た。最近自分は点数が多く取れず、若い子が頑張ってくれていたが、最後点数が取れてホッとしている。こういう舞台でプレーできることが自信にもつながるし、バレーに対する思いが強くなった。すごく楽しかったです」とコメントしました。
またMVPには、チーム最多23得点を挙げた久光の井上愛里沙選手が選ばれました。
写真:森田直樹/アフロスポーツ