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今治東 攻守のバランス 高校サッカー愛媛

2021年12月21日 14:53
今治東 攻守のバランス 高校サッカー愛媛

12月28日に第100回全国高校サッカー選手権が開幕します。愛媛代表・今治東中等教育学校は29日に岐阜代表・帝京大可児と対戦。今治東の注目選手とチームの特長を紹介します。

■ボールを大切にするサッカー FC今治との関係も

今治東は地区大会の3試合で、8得点無失点と攻守のバランスのとれたチームです。特長はボールを大切にするサッカー。焦らず、じっくりとボールを回し、相手のスキを探していきます。チームを率いる谷謙吾監督は、これまで今治東を含む、愛媛県内の3つの公立高校を全国選手権に導いてきました。今大会が、自身8度目の選手権となる経験豊富な指揮官です。

さらに、元日本代表監督・岡田武史さんが代表取締役会長を務めるJ3・FC今治との関係が深いことも特徴です。今治東はFC今治の掲げる『今治モデル』のもと、岡田さんの提唱する『岡田メソッド』を取り入れた練習にも取り組むなど、相互に交流を重ねています。

谷謙吾監督は「FC今治が自分たちのチームの選手のことを把握してくれて、(選手権が決まったことを)自分たちのことのように喜んでくれる。その距離感が今治モデルの一つの大きな成果だと思う」と話しています。

■チームのエース十亀良幸選手

チームの中心は背番号10番を背負う十亀良幸選手(3年)です。足元の技術に優れ、得意のドリブルから積極的に仕掛けていくアタッカーです。地区大会決勝の帝京第五戦では、三好憂選手(3年)のパスを受け、右足を振りぬきチームの先制点を挙げました。また、セットプレーのキッカーとしても高い能力を誇り、地区大会の準々決勝ではフリーキックから2得点をマークしました。十亀選手について谷監督は、攻撃の起点になる、チームのエースだと評しています。

今治東は前回出場した98回大会で、初出場ながらベスト16に進出しています。前回の記録を上回るべく100回大会に挑みます。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/南海放送)