◇MLBナ・リーグ地区シリーズ　パドレス 10-2 ドジャース(日本時間7日、ドジャー・スタジアム)

パドレスの38歳ダルビッシュ有投手が、ナ・リーグ地区シリーズのドジャース戦に先発登板。大谷翔平選手を3打席連続凡退で封じるなど、7回1失点の好投をみせてチームを勝利に導きました。

初回、パドレスはフェルナンド・タティスJr.選手のホームランで先制に成功。援護を受けたダルビッシュ投手は、先頭の大谷選手をアウトコースの変化球で空振り三振とします。続くムーキー・ベッツ選手には、初球をレフトへ大飛球を打たれますが、ジュリクソン・プロファー選手が鮮やかなホームランキャッチ。ビッグプレーでダルビッシュ投手もホッとした表情をみせます。

さらに2点の援護を受けた右腕でしたが、2回は2本のヒットと四球でノーアウト満塁の窮地。ギャビン・ラックス選手に犠牲フライを許し、1点を返されます。なおもピンチは続きましたが、トミー・エドマン選手をファーストライナーに打ち取り、1塁ランナーが飛び出し併殺。最少失点で切り抜け、拳を握ります。

3回は1アウト走者なしから、大谷選手と2度目の対戦。全球変化球で攻め、4球目をファーストゴロに打ち取ります。3点リードの6回、大谷選手との3度目では、再び変化球で攻めフルカウントへ。6球目は117キロのカーブでピッチャーゴロに抑え、大谷選手を3打席連続封じました。

7回は、ドジャースファンからグラウンドにボールが投げられるなど、一時プレーが中断。ダルビッシュ投手もマウンド上でしゃがみ込みながら、その様子を見届ける様子がありました。この回、先頭打者に四球を与えますが、後続を打ち取り無失点。ダルビッシュ投手は、7回を投げて82球、3安打、2四球、1失点の好投をみせました。

その後、打線は8回にもジャクソン・メリル選手とザンダー・ボガーツ選手の2者連続ホームランで追加点。9回にもカイル・ヒガシオカ選手、タティスJr.選手の一発が飛び出し、計6本塁打で圧倒。第2戦を勝利し、1勝1敗としました。

第3戦は日本時間9日、本拠地ペトコ・パークで行われます。