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【バスケ】女子日本代表が3大会連続五輪出場 MVPに得点トップの山本麻衣 ホーバス前HCも祝福

2024年2月12日 14:00
【バスケ】女子日本代表が3大会連続五輪出場 MVPに得点トップの山本麻衣 ホーバス前HCも祝福
ハンガリーで開催された女子バスケットボールのパリ五輪世界最終予選最終順位
◇FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT) 日本86-82カナダ(11日、ハンガリー)

バスケットボール女子日本代表がパリ五輪世界最終予選の最終戦でカナダを破り3大会連続の五輪出場を決めました。

グループ内で3位以上となればパリ五輪出場が決まる今大会。最終戦を前に全4チームが1勝1敗で並び、どのチームも五輪出場の可能性を残す大混戦となっていました。

世界ランク9位の日本は、日本時間9日の初戦で世界4位の強豪スペインを86-75で下し、白星スタート。10日の第2戦では、世界19位のハンガリーに75-81で敗れていました。

勝利して五輪出場を決めたい最終戦の相手は世界ランク5位のカナダ。第1Q、日本は宮崎早織選手のドライブから先制すると、その後もゴール下中心の攻めで得点を重ね20対20の同点で終えます。

第2Qに入ると、日本の“武器”である3ポイントシュートがさく裂。馬瓜エブリン選手、山本麻衣選手がそれぞれ2本の3ポイントシュートを決め50-46とリードを奪い前半を終えます。

第3Q序盤には一時逆転を許しますが、山本選手のこの日3本目の3ポイントシュートなどもあり70-67と再びリードを奪います。

最終第4Q、残り時間4分を残し同点に追いつかれますが、宮崎選手のドライブや高田真希選手の得点などで振り切り、86-82で勝利。通算成績2勝1敗でグループ3位以内が確定し3大会連続の五輪出場切符を獲得しました。

また、この試合で21得点を挙げ、大会チームトップとなる平均17.0得点をマークした山本選手が今大会のMVPに選出されました。

この結果に東京五輪で女子代表を指揮し銀メダルに導いたトム・ホーバス前HC(現男子代表HC)は、「おめでとうございます!See you in Paris!」とSNSで投稿、祝福しました。

日本対カナダ戦の後に行われたスペイン対ハンガリーの試合は73-72でスペインが勝利し、五輪出場を決めました。一時、最大22点差をつけた開催国のハンガリーでしたが第4Q終盤にまさかの大逆転を許してしまいました。ハンガリーは同じく1勝2敗で並んだカナダに直接対決で敗れているため、五輪出場を逃しています。