プロ野球・日本ハムは8日、新入団選手発表の場である「2024新入団選手 ウエルカムイベント」を開催。その中で、ドラフト会議での“新庄剛志監督のクジ引き”の舞台裏が明かされました。

日本ハムは1回目の入札で明治大・宗山塁選手を指名するも5球団競合でクジを外し、2回目の入札で福岡大学附属大濠高校・柴田獅子投手を指名しました。しかしソフトバンクも同じく柴田投手を指名、再び競合となりクジ引きを行うことになりました。

ここでクジ引きに向かったのは新庄監督。見事クジを引き当て、柴田投手はドラフト1位で日本ハムに入団しました。

大渕隆GM補佐兼スカウト部長は、ウエルカムイベントの中でファンに向けて選手たちを紹介。柴田投手の紹介ではドラフトの裏側を明かしました。

「テーブルで私が『おそらくソフトバンクとの一騎打ちになりますよ』というと、『それまでクジ引きは絶対しない』と断言していた新庄監督が突然、『柴田くんなら俺が行く！』と立ち上がりました。結果はこの通りで、人生は人との縁だなと痛感します」

この話を聞き柴田投手は軽くうなずくと、集まったファンからも温かな拍手が起こりました。