ナガマツペアとして活躍 北都銀行の永原和可那選手が現役引退 約11年の現役生活を締めくくる最後の試合に密着
バドミントンのナガマツペアとして活躍した北都銀行の永原和可那選手が、2日、S/Jリーグの仙台大会で、現役最後の試合に臨みました。
約11年にわたった現役生活。
「本当に幸せだった」と振り返っています。
2日、仙台市で行われた、バドミントン国内最高峰の団体戦・S/Jリーグ。
今シーズンで現役を引退する、永原和可那選手です。
「これが最後なんだなっていう風に思いながらアップをしていて、一点一点本当に大事に積み重ねていこうと思って」
北都銀行一筋でプレーし、オリンピックにも2大会出場するなど、世界を舞台に戦ってきました。
「絶対勝つぞー!おー!」
現役生活最後の舞台へ。
「永原和可那さんラブオールプレイ!」
実況(柴田光太郎アナウンサー)
「北都銀行永原和可那、およそ11年の選手生活、その最後の試合にいま臨みます」
ここまでの試合で、優勝決定トーナメントへの出場を初めて逃している北都銀行。
第2ダブルスとして後輩とペアを組んだ永原選手は、持ち味の攻撃力を見せます。
実況
「高く上がった永原のスマッシュー!ラインギリギリのところ決めていきました」
しかし、序盤の失点が響き、第1ゲームを落とします。
続く第2ゲームでは。
実況
「レシーバー永原です、上げます、スマッシュを返す、これが入っています!見事なレシーブ永原」
中盤に5連続得点をあげると、勢いそのままに2ゲーム目を取り返します。
ゲームカウント1対1で、最終第3ゲームへ。
最後まで積極的に攻め続けた永原選手。
しかし、先にマッチポイントを取られ、あとがない状況に。
一進一退の攻防の末、勝利とはなりませんでしたが、全力プレーを貫き通しました。
「永原和可那、およそ11年の現役生活に別れを告げます」
永原和可那 選手
「正直振り返れば苦しい時間の方が多かったなっていう風に思うんですけど、いま最後終えてみて、一番思いが強いのは、幸せだったなっていう気持ちが一番強くて、なんか苦しいところも乗り越えて、いろんな人に支えていただいて、ここまで戦えたっていうのは、本当に幸せだったなって。それが一番強いです。皆さんの応援がなければ、ここまで競技人生続けられなかったなっていう風に、本当に心の底から思っているので、きょうは本当に皆さんに感謝を伝えたいなっていう風に思っています」
現役引退後は、カナダで語学の勉強に励むことにしている永原選手。
多くのファンが駆けつけ、選手としての最後の雄姿を見届けました。
ファン
「本当に大好きです。これからも頑張ってください」
永原選手
「もう試合はないけどね。ありがとう。ありがとね」
ファン(埼玉から)
「ずっと大好きだったので、終わっちゃうのが寂しいけど、最後の和可那ちゃんの姿を楽しみにして来ました。これからも応援しているので、和可那ちゃんらしく楽しい人生を歩んでいってほしいです」
永原選手
「自分の第2の挑戦としては、海外に行くというところで、語学勉強という風に、英語を習得するところなんですけれど、英語を習得するのに筋トレと一緒だっていう風によく言われていて。なので、ちょっとスポーツとは違うんですけれど、いままで頑張ってきたところを次の挑戦でもしっかり活かして、できると思っているので、頑張りたいなという風に思っています」
たくさんの人に支えられながら戦い続けた11年間。
これまでの経験を活かし、次のステージへと突き進みます。
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北都銀行バドミントン部は、ヨネタナペアとして活躍した田中志穂コーチも、今シーズンでチームを去ることが決まっています。