国民スポーツ大会出場権をかけ秋田市で卓球の東北予選スタート 少年女子は高校1年生の2人が活躍し強豪相手に金星
10月に佐賀県で行われる国民スポーツ大会=国スポへの出場権をかけた東北予選は今年、秋田がメイン会場です。秋田市では卓球の東北予選が始まり、選手たちはオリンピックに負けない白熱した試合を繰り広げました。秋田県の少年女子チームは強豪相手に金星をあげています。
国民スポーツ大会=国スポは去年までの国民体育大会から名前が変わる今年、10月に佐賀県で開かれます。
東北予選は秋田がメイン会場で、アマチュア選手の最高峰の舞台、国スポ出場に向けて卓球競技の選手たちが秋田市に集いました。
野村順成主将の宣誓
「ともに努力してきた選手として相手をリスペクトすることを忘れず、これまで支えてきてくださった方々への感謝の思いを胸に、最後まであきらめずに戦い抜くことを誓います」
卓球競技は東北6県の総当たり方式で行われます。成年の男子・女子少年の男子・女子に分かれ、それぞれで国スポへの出場枠が異なります。
わずか2枠の狭き門となっているのが少年女子の部です。
シングルス3人で5回 戦い、先に3回勝てば勝利となる団体戦。
秋田は1年生が躍動しました。1人目で登場したのは令和高校1年の髙橋沙和。
相手の福島県は3月の全国高校選抜で3位に入った強豪校の選手たちで構成されるチームでしたが、応援が力になったという髙橋。
今月行われたインターハイでベスト16に入った格上の選手相手に粘り強く戦い、フルゲームの末、勝利を収めました。
続いて登場したのも1年生。サウスポーの小松。
髙橋と同じ美郷中学校出身でともに令和高校に進みました。
「相手が強豪だからこそ気楽に戦えた」と1年生ながら堂々の試合運びで小松も勝ちきり団体戦勝利に王手をかけました。
対戦相手が変わる4試合目で、小松も髙橋に続き、インターハイベスト16の選手に勝利。高校1年生2人の活躍で強豪・福島を破った少年女子チーム。国スポ出場へ大きな1勝です。
髙橋沙和選手
「自分の力をしっかり出して、レベルが上の相手にもしっかり勝てるようにがんばりたいと思います」
小松愛珠選手
「自分がチームに貢献できるように、最後まで声を出してがんばりたいと思います」
卓球の国スポ東北予選は25日まで行われます。