目指せオリンピック!日本代表チームの監督が講師を務めるカヌーの夏合宿
県内でカヌー競技に取り組む子どもたちを対象にした夏合宿が、17日と18日の2日間、仙北市で行われました。
講師を務めたのは、パリオリンピック・カヌースラロームの日本代表チームの監督を務めた、山中修司さんです。
山中さんは「8年後、12年後のオリンピックで活躍する選手が出る可能性がある」と熱心に子どもたちを指導しました。
秋田県カヌー協会が開いた合宿には、所属する小学生4人が参加しました。
4人はカヌーを始めてまだ2年ほどです。
指導にあたったのは、カヌー競技のトップ選手として活躍してきた山中修司さん。
東京出身ですが、カヌーの腕を磨くため、角館高校へと進みました。
いまは指導者として後進の育成にあたっていて、先日のパリオリンピックでは、カヌースラローム日本代表チームの監督を務めました。
「右側の方ね、左側少し流れ速いから、右側の方に。目先をずっと上に向けて」
「行く方向みて。行く方向みて、まっすぐ漕げるように。そうそう、OK、OK」
児童たちは、合宿中、パドルの基本的な動かし方や、川の流れに乗りながらもカヌーの向きを変える方法などを学びました。
仙北市を流れる玉川は、これまで、国の内外で活躍する選手を数多く育んでいます。
小学4年生 林崎尊くん
「激流とかの下りがちょっと怖いけど楽しいって感じです」
小学4年生 小早祥生くん
「怖い部分もあったんですけど、やっぱ、波で下るっていうのが楽しいですね」
「山中コーチと、今までやったことないことをやったので、結構貴重だと思いました」
一緒にカヌーに取り組む兄妹もいました。
兄・赤坂空蓮くん(小学4年生)
「楽しかったけど、ちょっと疲れた」
「漕がないでカーブする技が楽しかったです」
妹・赤坂空詩ちゃん(小学3年生)
「川の流れの中で漕ぐのを頑張りました」
ー2人は将来、オリンピック選手になりたいとか夢はありますか?
兄「車関係のしごと...」
妹「あんまり考えてない...」
ーカヌーは続けていきたい?
兄「まあ」
妹「やりたい」
まだまだイメージはわかないようですが、この中から将来、オリンピアンが誕生するかもしれません。
山中修司さん
「今いる小学生がですね、この先の8年とか12年ぐらいのオリンピックでもし活躍してくれるんであれば、本当にそれにこした喜びはないでしょうし、でも(秋田には)そういった土台があるので、その土台がある県であれば、可能性が十分あると思いますし、そこにむけて僕も何か一助できることあれば協力していければなと思っています」
基本動作から新たなテクニックまで様々なことを学んだ子どもたち。
これからもカヌー競技を楽しみながら練習に励みます。