サッカーJ2・ブラウブリッツ秋田が、スタジアムを訪れるシニアサポーターの獲得を目指す、新たな取り組みを始めることになりました。

公共交通機関などで使える、65歳以上限定のICカードを持つ人の入場料を、通常の半額以下にするもので、サッカー観戦を通じた生きがいづくりにもつなげてもらおうというねらいがあります。

現在、スタジアムを訪れる観客のうち、60歳以上の割合は、15％ほどだというものの、観戦後の満足度は高いと話す、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長。

ブラウブリッツ秋田　岩瀬浩介 社長
「うちの会場に来ますと、みなさん本当に、ご夫婦も青いユニフォームを着て、一緒の服を着てデートをできてと。ブラウブリッツに対しては、本当にこういった時間を作ってもらえて嬉しいというお話しも頂いていました」

今年4月に67歳になった、秋田市の穂積市長の満足度も、高いそうです。

岩瀬社長
「みている感じ…あのいつも…結構多く来ていただいていて、やっぱり勝った時の市長の笑顔はもう素敵な…」
記者
「相思相愛…分かりました」
穂積市長
「僕が行ったら負けないというジンクスでなんとかされますので」

笑顔で勝利を祝う新たなシニアサポーター獲得を目指す、ブラウブリッツ秋田。

9月までの一部のホームゲームを対象に、65歳以上の入場料金を割り引く取り組みを始めます。

対象となるのは、秋田市内の65歳以上が公共交通機関などで利用できるICカード「シニアアキカ」を持っている人です。

サッカー観戦をきっかけに、新たな生きがいづくりにつなげてもらうねらいもあります。

岩瀬社長
「高齢化率が全国でも高い秋田県だからこそ、このような取り組みを通じて、65歳以上の方々の試合観戦のきっかけをつくり、観戦体験を通じた健康増進やコミュニティ形成など、社会課題の解決につなげていければと考えております」

今月中に2回行われるホームゲームでは、2000円の座席の料金が半額の1000円になりますが、8月にはさらに安い500円で入場できる機会もつくり、スタジアムへの65歳以上の集客を図ります。