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ふるさとで登板 オリックス吉田輝星投手

2024年5月9日 18:45
ふるさとで登板 オリックス吉田輝星投手

プロ野球、楽天イーグルスとオリックス・バファローズの試合が、8日夜秋田市で行われました。

北秋田市出身、オリックスの中嶋聡監督は監督として初めての地元での試合でした。
さらに金足農業高校出身、吉田輝星投手もマウンドにあがり、秋田のファンを沸かせました。

球団創設20周年、楽天イーグルスの主催ゲーム。

廣田裕司アナ
「入場列が長くなったということで開門が予定より10分早められました。
 年に1度のプロ野球を楽しみにしていた人が続々と入っていきます」

対戦相手として秋田を訪れたのがオリックス・バファローズです。多くの人の目当ては…。

東京から来たファン
「もともと吉田輝星くんファンです。」

「じゃあ日ハムから切り替えて?」

「切り替えて、きました。追っかけてきました。強気のピッチングでがんばってほしいと思ってます」

きのうこの場所で会ったばかりというこちらの2人は。

「なんのおかげで仲良くなったんですか?」

「吉田くんにきまってるじゃないですか。ね?」

県内在住(左)
「もう金農“中毒”です。好きすぎて中毒です。きょうも朝1回金農のグラウンドに寄ってきて、
 パワーをもらって。吉田くんが投げてたブルペンを見ながらパワーをもらって。
 これを今度返していこうと、応援で」

大阪から(右)
「初めて秋田来ました」
「力抜いて笑顔で出し切ってほしいなと思います」

廣田アナ

「吉田輝星投手姿が見えました」

「日本ハムファイターズから、今シーズンオリックスへ移籍した、金足農業出身、
 吉田輝星投手もこまちスタジアム入りしました。」

2年前は先発としてマウンドに上がった吉田投手。きのうは中継ぎとして出番を待ちました。

吉田投手
「まずはお帰りなさい。ただいまです。ふふふふふ。ありがとうございます。」

「新幹線で来たんですけど、改札の前になんか犬のあれがあって、ちゃんと写真とりました」

「どんどん腕を振って気迫のこもった投球ができればなと思います」

過去2年パ・リーグ連覇を果たしたオリックスは北秋田市出身の中嶋聡監督が率いています。
監督として、秋田で初めての試合でした。

中嶋監督が送り込んだ先発はエースの宮城。
去年3月のワールドベースボールクラシック優勝メンバーです。
しかし、序盤からピリッとせず、オリックスは追いかける展開が続きました。

オリックスが2点をリードされた七回ウラ。

「高島に代わりまして吉田。バファローズのピッチャー吉田」
「背番号23」

こまちスタジアムのマウンドに、オリックスのユニホームを着て、吉田が立ちました。

おととしもこの球場で楽天と対戦。きのうはオリックスの3番手でした。

おととし、ヒットを打たれた楽天の強打者・浅村をスライダーでセンターフライに打ち取ります。

しかしヒット2本とフォアボールで吉田は1アウト満塁のピンチを迎えます。

続くバッターはセカンドゴロに打ち取りますが、この間にランナーが1人還り1点を失います。

それでも最後は空振り三振。打者6人と対戦し被安打2、四死球1、1奪三振で1失点。

この回でマウンドを降りました。

地元・秋田での登板に観客からは温かい拍手が送られました。

ふるさと秋田での試合で楽天に敗れた中嶋監督。

「勝ちを見てほしかった。残念。」と肩を落としました。

2年ぶりの秋田での登板となった吉田投手は「歓声をもらったが、耐えきれなかった。毎回秋田に来たときは打たれているので、次に来たときはちゃんと抑えたい」と語り秋田をあとにしました。

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