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中学球児の夢舞台 全県少年野球大会開幕

2024年7月24日 18:13
中学球児の夢舞台 全県少年野球大会開幕

中学野球の全県一を決める大会が開幕しました。今年は90回目の記念大会で28チームが出場しています。頂点を目指した熱戦が繰り広げられました。

田村アナウンサー
『午前8時40分。今にも雨が降り出しそうな秋田市のさきがけ八橋球場です。「青空の下で」とはいきませんが、第90回の記念大会。蒸し暑さと曇り空の下で中学球児の熱戦がまもなくスタートします』

県内各地の中学球児が出場する全県少年野球大会。

近年、学校の統廃合が増え、地区大会の再編も進んでいます。

今年の90回目の記念大会には県内19地区を代表する28チームが出場します。去年より10チーム多く、頂点への道はより険しくなっています。

今年はメインの秋田市のさきがけ八橋球場のほか、潟上市の長沼球場など5つの球場が舞台です。

開会式では地区予選を勝ちあがった選手たちが力強く行進しました。

全県一をかけて。そして上位2チームに与えられる山形での東北大会の出場権をかけてトーナメントで争います。

秋田市の桜中3年、伊藤遼主将が選手宣誓をしました。
「宣誓 これまで互いに高め合った中学校野球部への敬意と、支えてくださった感謝の思いを胸に、仲間と共に野球を全力で楽しみ、見ている方に感動を届けられる試合をすることをここに誓います」

開会式直後の開幕試合は秋田市の飯島と湯沢南の1回戦です。

先制したのは青の飯島でした。2回表、内野安打などで2塁にランナーを置いて8番金子の打球はセンターへ。

一方、部員が今大会最も少ない11人の湯沢南。

2回の裏、2アウトから下位打線が連続ヒットでつなぎランナー2塁1塁。続くのは8番2年生佐藤煌聖(カイ)。

これがライト線へのヒットになり2人のランナーを還してたちまち逆転に成功します。湯沢南は3回に同点に追いつかれたものの慌てませんでした。

上位打線の内野安打などで今度はランナーを3塁2塁に置いて勝ち越しのチャンスを作ります。打席は、2年生エースの5番・佐藤琥士(こうし)

ライト前へのタイムリーで2点を勝ち越しました。湯沢南は3人目の、ピッチャー2年生の佐藤琉駕が、ランナーを出しながらも点を与えず、初戦突破。実に、10年ぶりに全県少年野球大会で勝利を収めました。

七回が最終回の少年野球。由利本荘市の大内と三種町の山本の試合は延長タイブレークとなりました。山本が逆転サヨナラのチャンスを作ったものの及ばず、大内が接戦を制しました。

そのほかの結果です。

さきがけ八橋球場のもうひと試合、秋田大学附属が大仙市の中仙に6対0と快勝です。

潟上市の長沼球場、去年の優勝校大曲が2回戦進出です[大曲 5対0美郷]

三種町の琴丘は湯沢南と同じく今大会部員数最少11人です。追い上げ及ばず花輪に敗れました。[花輪 5対3琴丘]

湯沢北と大潟はいまも試合中です。[湯沢北 対 大潟]

山田久志サブマリンスタジアム

横手明峰は初の初戦突破を目指しましたが本荘南に敗れました。[本荘南2対0横手明峰]

八郎潟は快勝です。[八郎潟5対2大館第一]

大曲球場の、鷹巣と十和田の試合は3回表まで進んで1対1、雨の為「継続試合」になりました。25日に試合がストップした場面から再開されます。[鷹巣1対1十和田 継続]

角館と象潟の試合は順延です

グリーンスタジアムよこてでは地元、横手北が終盤6回に1点を奪い勝利しました。[横手北 1対0 太田]

第2試合の秋田市勢対決は順延となっています。[山王順延泉 ]

25日は2回戦に加え順延した試合などが行われます。

なおABSあきたアプリではさきがけ八橋球場の試合をすべて配信するほか、準決勝は、ラジオで決勝はテレビでもお伝えする予定です。

なお、長沼球場の湯沢北と大潟の試合は日没のため7回終了で同点・継続試合となりました

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