◇プロ野球パ・リーグ オリックス-ロッテ（28日、京セラドーム）

オリックス先発の高卒3年目・山下舜平大投手(20)がランナーを背負いながらも要所を締めました。

今季1軍デビューから華々しい活躍を見せる山下投手。ここまで9試合に登板し、防御率1.51と抜群の安定感を見せています。

しかしこの日は制球に苦しみます。初回から連打と四球で1アウト満塁のピンチ。それでも150キロ台後半の力強いストレートで福田秀平選手をファウルフライ、岡大海選手をレフトフライに打ち取り、ピンチを切り抜けます。

その後もコントロールに苦しんだ山下投手は、今季最多4つのフォアボールを与えながらも、カーブを効果的に使い、ロッテ打線にホームは踏ませず。6回96球を投げ、5安打5奪三振無失点。リーグ単独トップの7勝目をマークしました。

試合後、山下投手は「本当にしんどい場面ばかりだったけど、0点で粘れて良かった。1人1人全力で抑えることだけを考えて投げた。次も全力で勝ちに行くので、応援よろしくお願いします」と更なる飛躍を誓いました。