◇プロ野球選手会総会（7日、大阪市内）

菅野智之投手から、巨人の選手会長としての役目を引き継いだ大城卓三選手。この日は初めて、労働組合である選手会の総会に出席しました。

「プロ野球界ってこういうふうに動いてるんだなと分かりました」と今までと違ったプロ野球界の見え方に少し驚いた様子もありましたが、FA期間の短縮という議題が一番印象に残ったと話しました。

また、“投げ抹消”問題を懸案事項としてあげていた菅野投手も、来季から「先発特例」として救済措置が導入されることとなり、ホッとした様子を見せていました。

「今年で任期も終わるんで、何か1つ残せたらいいなと思ってたんで、僕だけの力ではないが、形に残せてよかった」

「先発特例」とは、先発したあとに登録を抹消されるいわゆる“投げ抹消”で、出場選手登録日数が加算されない投手への救済措置。先発から6日以内に登録を抹消され、抹消された日から14日以内に先発登板した場合、6日の登録日数があったものとみなす制度です。9月に行われたNPBとの事務折衝で、菅野投手はヤクルトの小川泰弘投手と、特例をつくることを直接訴えていました。