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野球選手が抱えるセカンドキャリアについてNPBが調査 約4割が引退後の生活に“不安がある”と回答

2024年4月23日 6:15
野球選手が抱えるセカンドキャリアについてNPBが調査 約4割が引退後の生活に“不安がある”と回答
日本野球機構(NPB)は22日、12球団の現役野球選手を対象とした「セカンドキャリアに関するアンケート」の結果を発表しました。

対象となるのは2023年にフェニックス・リーグに参加した選手です。平均年齢22.8歳。球団在籍平均年数3.2年。回答者平均年俸1006万円の299人が無記名でアンケートに答えました。

調査の結果、118人(39.5%)が引退後の生活に“不安がある”と回答。不安の要素は「進路」が92人(78%)、「収入面」が28人(66.1%)でした。

引退後にやってみたい仕事については“会社経営者”が20.1%でトップとなりました。

一方、NPBは2023年シーズンで戦力外となった選手や現役引退した選手153人に実際のセカンドキャリアはどうなのか調査し発表しました。

140人(91.5%)が監督やコーチなどの指導者、現役続行や独立リーグへの移籍など、野球と関係する仕事を続けていることが分かりました。

一般企業に就職したり、自営・起業したのはわずか8人にとどまりました。