プロ野球・楽天は15日、涌井秀章投手（36）と中日の阿部寿樹内野手（32）のトレードが成立したと発表しました。

涌井選手は2004年ドラフト1位で横浜高校から西武に入団。2014年にはFA権を行使しロッテに移籍、2020年からは金銭トレードを経て東北楽天でプレー。

今回のトレードで自身4球団目となる涌井は「4球団目なので、新しい友達作りを柳（裕也）に橋渡ししてもらい、新しい野球人生をスタートしたい」と横浜高校の後輩を頼りにチームに早く溶け込むことを誓いました。

パ・リーグ在籍18年間で4度の最多勝、2009年には沢村賞と実績十分のベテランは「パ・リーグで18年やって、東北の皆さんの温かい声援は、味方になってなお温かく感じました。日本シリーズで対戦できるように頑張ります」と自身初のセ・リーグでのプレーに意気込みました。

一方、楽天に加入する阿部選手は15年ドラフト5位で中日に入団。「マスター」の愛称でファンから親しまれました。

今季、チームでは日本人打者トップとなる57打点をマーク。守備面でもセカンドを中心にサード、外野もこなすなどチームに欠かせないピースとして活躍。

岩手県出身で来季からは生まれ故郷の東北でのプレーとなります。