メジャーリーグでも活躍した野球解説者の川上憲伸さんと福留孝介さんが23日、日本テレビ「Going! Sports＆News」に出演し、ドジャースへの移籍が報じられている山本由伸投手の来季成績を予想しました。

これまでメジャー1年目から10勝以上を挙げた投手は8人。山本投手が9人目の投手となる可能性が高いと2人は言います。

その理由として福留さんは「ボールが滑るとか違和感が出るかもしれないけれど、ある程度対処すると思う。12～15(勝)くらい可能性は十分あると思います。あとは中4日でどれだけ回っていけるか」と、メジャーの環境にもすぐに慣れ、結果を残すと分析しました。

川上さんも「15勝前後はできると思う。サイ・ヤングというところも十分見えそうな気がします」と、シーズンで最も活躍した投手に与えられるサイ・ヤング賞も獲得のチャンスがあるとコメントしました。

さらに、川上さんは勝利数だけでなく「(防御率)1点台出せそうな気がします。山本投手を見たことない打者が、とらえられる球がない。あらゆる変化球がメジャーでもトップクラスだと思う」と、防御率でも優れた成績を残せると予想します。

続けて「今日はカーブがだめでも、フォークがいいだとか、常にいい変化球を持ちながら試合に臨めると思う。かなり防御率も上がってくると思います」と太鼓判を押しました。

今シーズン、メジャーで防御率1点台だった投手はゼロ。2点台も両リーグ合わせて5人しかいませんでした。山本投手が1年目からどのような成績を残すのか、注目度は増すばかりです。

【1年目に2桁勝利をあげた日本人投手】
16勝 ダルビッシュ有(レンジャーズ)
16勝 前田健太(ドジャース)
15勝 松坂大輔(レッドソックス)
14勝 石井一久(ドジャース)
13勝 野茂英雄(ドジャース)
13勝 田中将大(ヤンキース)
12勝 千賀滉大(メッツ)
10勝 高橋尚成(メッツ)