【箱根駅伝】青山学院大が2年ぶり往路V 2区黒田が猛追&3区太田で駒澤大を逆転 往路新記録を樹立 2位駒澤大とは2分38秒差
◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(2024年1月2日往路・3日復路)
青山学院大は、3区の太田蒼生選手で駒澤大を逆転。2年ぶりとなる往路優勝を決めました。
1区は、駒澤大の篠原倖太朗選手が、1時間01分02秒の歴代2位となる好タイムで区間賞を獲得。中盤までハイペースに食らいついた青山学院大の1区・荒巻朋熙選手は、終盤も粘り35秒差の9位でタスキをつなぎました。
すると、花の2区を走る黒田朝日選手が、チームの勢いを加速させます。1時間06分07秒と好記録で駆け抜け、9位から2位に押し上げる、圧巻のごぼう抜き。
さらに、首位駒澤大と22秒差でタスキを受けた3区の太田蒼生選手も続きます。駒澤大の佐藤圭汰選手を8キロ手前でとらえ、そのまま10キロ以上並走。残り約3キロ付近でスパートをかけ、この区間日本選手最速となる59分台で走り、区間賞を獲得。23区間連続1位でタスキリレーをしていた駒澤大から、ついにトップを奪取します。
4秒差で受けた4区の佐藤一世選手も区間賞の快走。駒澤大との差を1分26秒と大きく広げ、往路のアンカーへタスキを渡します。
5区山上りに挑む若林宏樹選手は、前々回大会で区間3位の走りで、往路優勝と総合優勝に貢献。しかし、昨年は直前の体調不良により、出走できませんでした。その悔しさを晴らすとばかりに駒澤大との差を広げ、そのまま先頭でフィニッシュ。青山学院大が5時間18分13秒の往路新記録で、2年ぶりとなる往路優勝のゴールテープをきりました。
また、2位の駒澤大とは2分38秒差となっています。