【箱根駅伝】山梨学院大 3秒差で箱根駅伝に 目指すは下剋上のシード権獲得
■ チームの要はケニア人留学生
1987年の63回大会で、箱根駅伝初出場を果たした山梨学院大学。
2018年の94回大会ではドミニク・ニャイロ選手(当時3年)が2区で13人を抜いて区間賞、97回大会ではポール・オニエゴ選手(当時3年)が4区で区間賞を獲得するなど、これまでの箱根駅伝では度々留学生が活躍を見せています。
今大会に臨むチームの要は、ケニア人留学生のジェームス・ムトゥク選手(2年)。2023年5月の関東インカレ1部では1万mを28分2秒80で走り優勝。潜在能力の高さを見せつけました。
■予選会13位からの下克上へ… 目指すはシード権獲得
本大会出場をかけた予選会。ムトゥク選手は序盤から先頭集団でレースを進めます。最後まで粘り強い走りを見せるとチームトップの個人3位でフィニッシュ。さらに北村惇生選手(4年)が 日本選手7位のタイムをマークしましたが、その後が続かず、不安が募るなかでの結果発表となりました。
手を合わせ願う気持ちでその発表を迎えた山梨学院大学。結果は13位。14位の東京国際大を3秒上回り、出場権獲得ギリギリの13位で4年連続37回目の箱根駅伝出場を決めました。
出場決定を受けて、北村選手は「ギリギリの13位通過でみんなヒヤッとしていたと思う。箱根駅伝に出ることが決まったので、それに向けて淡々と練習を積んでいこうかと思います」 とコメント。
飯島理彰監督は「やはりシード権獲得が目標だが、箱根駅伝はレベルが高い。そこで勝負ができるようにコンディションの練習をしていきたいと思います」と語り、2016年の92回大会以来8年ぶりとなるシード権獲得へ意気込みました。