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田澤廉が語る“今の駒澤大学の強さ”「今年は3本いるわけなんで支柱が」後輩たちを称賛

2023年12月17日 9:00
田澤廉が語る“今の駒澤大学の強さ”「今年は3本いるわけなんで支柱が」後輩たちを称賛
9月の合宿、左から田澤廉選手、佐藤圭汰選手、鈴木芽吹選手、篠原倖太朗選手
来年1月2日、3日に迎える第100回箱根駅伝。節目の今大会で優勝候補の最有力に挙げられているのが、駒澤大学。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝では1区からトップに立つと、1度も順位を落とすことなく優勝を飾り、圧倒的な強さを見せつけました。

今の駒澤大学の選手たちをよく知るOBが、昨年度卒業した田澤廉選手(トヨタ自動車)。今年の箱根駅伝でもエース区間の2区を走り、駒澤大学をけん引していた先輩は今の後輩たちについて聞かれると。

「強いですよね。強いと思いますよ。優勝してくれると思います。三冠目指してやっているので、達成できるチームだと思うので、期待はしています」

その理由に各学年に大学トップレベルの選手が並んでいることだと言う田澤選手は、キャプテン鈴木芽吹選手(4年)、篠原倖太朗選手(3年)、佐藤圭汰選手(2年)の名を挙げました。9月には一緒に合宿も行い、後輩たちの速さと強さを実感しています。

「芽吹は今、4年生のなかで一番強い選手だと思っているし、3年生だと篠原が一番強い選手だと思っているし、2年生だと圭汰が一番強い選手。僕が4年生の時は各学年にエースがいるとずっと言っていたけど、学生界を引っ張るエースたちが、この学校に4年連続いるのはすごくでかいなと思う。チームに支柱がいる時には何かしらの駅伝は勝てると思うし、今年は3本いるわけなんで支柱が。なので、もちろん箱根も勝ってくれると思うし、今年3人でちゃんとそろえば優勝できる」

またその強さを裏打ちするようなデータも。10000mの日本人学生歴代記録を見ると。

【10000m日本人学生記録】
1位 27分23秒44 田澤廉(駒澤大学)
2位 27分28秒50 佐藤圭汰(駒澤大学)
3位 27分30秒69 鈴木芽吹(駒澤大学)
4位 27分38秒31 大迫傑(早稲田大学)
5位 27分38秒66 篠原倖太朗(駒澤大学)

現役の駒澤大学3選手は11月の八王子ロングディスタンスで自己ベストを更新し、上位5人のうち実に4人が駒澤大学。東京五輪男子マラソン代表の大迫傑選手を除き、駒澤大学が上位を占めました。

田澤選手は「八王子すごかったですね。芽吹は継続していたらやっぱり強いんで、ケガしていなかったし、一番いい状態の芽吹が出せたかなと思います。篠原も悔しがってましたけど、結局5秒更新しているので、あいつも成長している。みんな成長しているので、いい刺激になりましたよね。圭汰は練習を見ていても、自分と遜色ない練習をできていた。危ない危ない、あと5秒(笑)。2年生だからね、圭汰は。すごいですよね、本当に。僕の2年生の時と比べものにならないですよ」と、頼もしい後輩たちに刺激をもらっていました。

各学年に世代最高峰を擁する駒澤大学、箱根駅伝でどんな走りを見せてくれるか注目です。

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