ラグビー元日本代表の田中史朗選手(39)が、今季限りでの現役引退を24日に発表しました。会見には日本代表で長年共に戦った仲間がサプライズで登場しました。

終始目に涙を浮かべながら、引退に至った経緯や、仲間や家族への感謝を話した田中選手。会見が終わりに差し掛かった際に、サプライズで松島幸太朗選手と松田力也選手が登場しました。田中選手は2人を見た途端涙腺が崩壊。「びっくりしました本当に。さっき頑張って泣かなかったのに」とこぼれる涙を両手でぬぐいます。

3人は日本代表として2019年のW杯に出場。日本ラグビー史上初めてベスト8へ進出の快挙を達成したメンバーです。

松島選手は「何をするにしても一生懸命な人なので、ラグビーに関しては」と田中選手の笑いを誘い、「これから普及もやっていくと思いますし、それに僕も手伝えることがあれば参加していきたいなと思います」と話しました。

そして、松田選手は「高校から見てる選手で、僕のあこがれでもありました。ラグビー以外のところもたくさん学ぶこともありましたし、この涙を最後に一番近くで見られてよかったなと思います」とコメント。

2人のメッセージを聞いた田中選手は「この二人は若い頃から日本ラグビーを引っ張ってってくれた2人なので、今のパフォーマンスを見ても世界のトップクラスのプレイヤーなので安心してます。これからリーダーシップを持って日本ラグビーを引っ張ってくれたらうれしいなと思います。本当にここで最後会えたことがうれしいですし、ほんまにありがとう」と涙交じりの笑顔で感謝を伝えました。