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澤穂希「いい意味でケンカを」なでしこジャパンW杯前の最終強化試合 長谷川唯&長野風花のボランチに注目

2023年7月14日 11:22
澤穂希「いい意味でケンカを」なでしこジャパンW杯前の最終強化試合 長谷川唯&長野風花のボランチに注目
2011年女子W杯で世界一に輝いたなでしこジャパンの岩清水梓選手と澤穂希さん(写真:アフロ)
7月20日に開幕するFIFA女子ワールドカップに向け、14日最終強化試合パナマ戦に臨むなでしこジャパン。W杯3大会ぶりの優勝へ2011年大会で日本を史上初の優勝に導いた澤穂希さんと岩清水梓選手が、パナマ戦のチェックポイントを教えてくれました。

2人がまず挙げたのは、どのような攻撃を見せることができるかどうか。

「対戦相手のパナマはFIFAランキングでは日本より格下。ただ勝って満足するのではなく、W杯本番にもつながる攻撃をして欲しいです。ここまで来たら隠すことは何もないですし、他国のスカウティングなど気にしなくてよいので、トライ&エラーでアグレッシブにプレーすることが重要」

その中で注目しているのは、長谷川唯選手と長野風花選手のダブルボランチのプレー。

「後ろの枚数が少ないので、上下左右の動きを90分やり続けるのは大変ですが、いい意味でサボりながらポジショニングを上手く取って欲しいと思います。やや前方でプレーする長谷川選手のラストパスは非常に魅力的なので、得点に絡むプレーが1つでも多く見られることを期待します。背番号『10』を背負う長野選手は、なでしこジャパンの軸といっていい選手です。今後、怪我やコンディション不調に陥る選手が出てくるかも知れないですし、本番ではじめましての組み合わせにならないように、いろんな選手を起用して欲しいと思います」
そしてもうひとつ注目しているのは、試合中での立ち振る舞い。ピッチ内でのコミュニケーションで、ゲームをいかに修正できることをポイントに挙げていました。

「チーム全員でしっかりと声を出して、意見を言い合って欲しいです。いいサッカーをするためには遠慮せずに各々の意見をぶつけ合うことも重要なので、いい意味でケンカをするくらいがちょうどよいと思います。2011年大会は、特にDFラインは言い合いまくっていましたし、攻撃陣からラインを上げるように言われることもありました。”遠慮”という言葉は忘れて欲しいと思います」

2011年に決勝でアメリカにPK戦で勝利し、男女通じて日本サッカー界史上初の世界一に輝いた2人。12年ぶりの世界一奪還を目指す後輩たちへは「ワールドカップ本大会に向けて非常に重要な最終強化試合、放送席から応援しています!」とエールを送りました。

女子サッカーW杯直前!最終強化試合 なでしこジャパン×パナマ代表】
2023年7月14日(金)午後7時~午後8時54分
生中継 ※28局+UMK

実況:山本紘之(日本テレビアナウンサー)
解説:澤穂希
プレイヤーズゲスト:岩清水梓
ゲスト:森保一、影山優佳、ぺこぱ、茅島みずき