日本のパラスポーツ界で優れた成績を残した選手、団体を表彰する「第8回日本パラスポーツ賞」。16日に表彰式が行われ、車いすテニスの上地結衣選手が優秀賞を受賞しました。

上地選手は女子シングルスで世界ランク1位の前回大会女王を破り、4度目のパラリンピックで悲願の金メダルを獲得。それだけでなく、田中愛美選手と出場した女子ダブルスでも史上初の金メダルを獲得しました。

現在、上地選手はオーストラリア遠征期間のため会場には来れませんでしたがVTRでコメントしました。

「2024年は夢であったパラリンピックでの金メダルを単複両方で獲得することができ、大変うれしく、またこれまで支えてくださったたくさんの方々と喜びを分かち合うことのできた大変充実した1年となりました」と喜びを語ります。

「パリパラリンピックの決勝戦では自分の持てる力を全て出し切ったと思える試合ができましたが、その数十分後にはインタビューで自分の試合での改善点、反省点も出てきて、そのアイデアが出てくることがとてもうれしいと感じました」と金メダルをつかんだ後もさらなる向上心があったことを明かします。

「試合結果はもちろんですが、これまでの自分自身を超えるさらなるパフォーマンスの向上を目指して引き続き頑張りたいと思います」とコメントしました。

■日本パラスポーツ賞の受賞者
◇大賞
車いすラグビー・パリ2024パラリンピック日本代表チーム

◇優秀賞
ゴールボール・男子日本代表チーム
水泳・木村敬一
車いすテニス・上地結衣

◇新人賞
陸上・鬼谷慶子

■日本スポーツ賞の受賞者
◇大賞
陸上・北口榛花

◇オリンピック特別賞
体操・パリ五輪男子日本代表
レスリング・パリ五輪男女日本代表選手団
柔道・永瀬貴規
ローラースポーツ・堀米雄斗

◇奨励賞
水泳・玉井陸斗
卓球・アジア選手権女子日本代表チーム