今月15日、“女子プロレス史上初”となる「新幹線女子プロレス」が、新幹線「のぞみ」の車内で行われました。次々と繰り出されるプロレス技の数々に、乗客たちのボルテージも最高潮。山下実優選手が強烈な打撃技で試合を締めくくると、車内は大きな歓声と拍手に包まれました。
東京～新大阪間で“新幹線プロレス”
今月15日、東京～新大阪間の新幹線車内にて、“女子プロレス史上初”となるプロレスイベント「高木三四郎プロデュース 新幹線女子プロレス」が行われました。
「東京女子プロレス」とJTBの企画・協力によって実施された本イベント。東京女子プロレスは、2012年に設立された女子プロレス団体で、プロレス試合と選手たちによるライブで構成される独自路線の興行で人気を集めています。
イベントの舞台は、最高速度285㎞を誇る新幹線「のぞみ号」の車内。対戦カードは、渡辺未詩＆瑞希＆らく＆アジャコングVS山下実優＆伊藤麻希＆荒井優希＆マックス・ジ・インペイラー、8人タッグマッチにて行われました。
東京駅出発後、リングアナウンサーが前説を終えると、アップアップガールズ（プロレス）が登場し、ミニライブで楽曲「アッパーキック！」を披露。さらに新横浜駅では、アジャコングが自身の代名詞「一斗缶」を持って乗車してくるなど、エンタメ性の高い演出にも関心が集まりました。
迫力満点！多彩なプロレス技で乗客を魅了
出場選手８人が車内に出揃い、ついに試合開始。リングは車内の中心にのびる「通路」。
渡辺と山下がロックアップで互いの力を確かめ合うと、山下が渡辺を打撃技や関節技で牽制。二人の戦いを皮切りに、荒井や瑞希などさまざま選手が、ヘッドロックをはじめとする締め技や、足の裏で相手を踏みつけるストンピングなど多彩なプロレス技を披露。
時には肩車で高さのある技を企てたり、選手が通路を全力疾走するなど、迫力満点の技と試合展開で乗客たちの心を引きつけました。
途中、窓から見える富士山を撮影するなど、東京～新大阪間を走る新幹線ならではの時間も。そんな和やかな時間もつかの間、一斗缶を持ったアジャが伊藤と激突。
「かかってこいよ！」と煽る伊藤にアジャは一斗缶攻撃を連発、ダメージに耐える伊藤がアジャに頭突きで攻撃するなど、鬼気迫る戦いで乗客たちの興奮をかきたてました。
その後、車掌の姿に扮した男性プロレスラー・鈴木みのるがサプライズ参戦、荒井がらくの武器「枕」で応戦したり、瑞希は巨大ピコピコハンマーで打撃技を試みるなど、カオス状態で試合は進行。
試合終盤、山下が「クラッシュ・ラビットヒート」で、らくの顔面に強烈な打撃をたたき込み、勝利しました。
試合終了後、SKE48メンバーとしても活躍する荒井は、「まだ名古屋に着いていなかったんだ」と話し、「こんなに充実した新幹線は初めて！」と興奮気味にコメント。
また、伊藤がマイクで「（今日は）どうでしたか～!?」と呼びかけると、乗客たちが大きな拍手と歓声で応えるなど、“女子プロレス史上初”となるプロレスイベントは、大きな盛り上がりのなか幕を閉じました。
