◇プロ野球セ・リーグ　巨人3-2阪神(17日、東京ドーム)

CS進出に向けてなんとしても勝利がほしい巨人。先発の戸郷翔征投手の好投も光り、阪神との伝統の一戦で白星をつかみます。これで、阪神とのゲーム差を0.5に縮めました。

お立ち台に上がった戸郷投手はまず「疲れました」と一言。それでも、佐藤輝明選手からの被弾後の投球を「落ち着きながら、粘りながら投げた」と冷静に振り返りました。

この勝利でハーラートップタイとなる12勝目をあげたことについては「いつも助けられてばかりで、毎試合毎試合打ってくれて、守ってくれて12勝できているので、野手のおかげです」とコメントしています。

▽以下、戸郷翔征投手のヒーローインタビュー

――9連戦の初戦でしかも3位タイガースとの直接対決。いろいろな意味で期するものはあったのではないかと思いますが、いかがでしたか？

「この試合も落とせない試合ですし、とりあえず疲れました」

――タイガース打線も序盤からかなり積極的に仕掛けてきていた。マウンドでどのような思いで投げていた？

「やっぱり、タイガースさんは強いですし、佐藤選手のあのホームランで僕も一段と気合いが入りました」

――2回に佐藤選手に先制ホームランを打たれましたけれども、その後3回、4回、5回と流れを渡しませんでしたよね。そして味方の同点、逆転劇につなげていきました、あの辺りはどうご覧になっていましたか？

「いつも助けられてばかりでなんとかゼロに抑えなくてはと思いすぎてホームランを打たれてしまったので、しっかり落ち着きながら粘りながら投げました」

――中田選手、ポランコ選手からいずれも「戸郷投手ががんばっているからなんとか打ちたかった」というコメントが聞かれました。この打者陣のコメントにはどのように思いますか？

「このコメントだけで涙出そうですけど、頑張ったかいがあったなと。いつも野手の方に助けられているのでまた次もいい投球できればなと思います」

――ハーラートップタイの12勝目となりました。それについてはいかがでしょうか？

「いつも助けられてばかりで、毎試合毎試合打ってくれて、守ってくれて12勝できているので、野手のおかげです」

――今日の勝利で3位タイガースとの差が0.5ゲーム差。残り10試合最後の最後までファンのみなさんは応援してくださると思います。

「毎回ファンの方の大きな声援で助けられています。チームも苦しい状況ですけどCSに向けて一戦一戦頑張っています。今日みたいな試合が毎回できればそうですけど、粘りながら頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」