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「ここ何年かそろそろかな・・・と考えながら野球をやってきた」 ヤクルト内川聖一 NPB選手としては幕も“プロアマ問わず、可能性を探っていきたい”

2022年9月28日 20:02
「ここ何年かそろそろかな・・・と考えながら野球をやってきた」 ヤクルト内川聖一 NPB選手としては幕も“プロアマ問わず、可能性を探っていきたい”
プロ野球選手として22年のキャリアに終止符を打つと発表したヤクルトの内川聖一選手
プロ野球・ヤクルトの内川聖一選手(40)が28日、今季限りでNPB選手としては引退すると表明しました。

スーツ姿で登場した内川選手は「22年間お世話になりました。日本プロ野球の選手として引退を決断しました。長い期間プロという世界で野球ができたことを幸せに思いますし、本当にありがたい時間だったなと思います。本当にありがとうございました」と感謝の思いを述べました。

「ここ何年かそろそろかな・・・と考えながら野球をやってきたが、そろそろNPBという第一戦の中では厳しいと感じた」

ここまでの通算安打2185と“安打製造器”として知られた内川選手ですが、引退を決断した理由としては、プロ野球の打者における変化を感じたことも理由の1つと話します。

「ヒットを打つために一生懸命バッティングを作ってきたが、ここ最近の野球界は、基本的にホームランを打つためのバッティングをしながら、ヒットを打つことに変化していると思った。その変化に対応しきれなくなってきたというのは正直な気持ちです」

横浜、ソフトバンク、ヤクルトと3つの球団を渡り歩き、数々の輝かしい成績を残した内川選手。2008年に右打者ではプロ野球史上最高となる打率.378で首位打者を獲得。11年にはソフトバンクへFA移籍し、打率.338をたたき出すと、史上2人目のセ・パ両リーグで首位打者に輝きました。

「個人的にももう一踏ん張りと思ってやってきましたけど。ヤクルト球団には力を発揮できずに、申し訳なさは残ってしまった。思い切りやれる環境をつくっていただいたヤクルト球団には感謝しかありません。2年間活躍できない自分に、このような場を与えてもらって、このうえないと思う」

今後については“プロアマ問わず、可能性を探っていきたい”と一言。

「この40歳で野球をやってるのって、すごい楽しいんですよ。可能性としては、もう1回、違うカテゴリーになってもプレーしたいというのは正直なところです。そういう話がもしあれば前向きに考えたいと思いますけど、絶対ユニホーム着てプレーしたいとも言えないですし。絶対ユニホーム脱ぐともいえない」と笑顔を見せました。

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