14年前の2011年3月11日、東日本大震災で被災者の1人となったドジャースの佐々木朗希投手が声明を発表しました。

当時9歳の佐々木投手は地元の岩手・陸前高田市で被災し、父と祖父母を亡くしました。「今年は日本以外で迎える初めての3月11日ですが、自分にとって特別な日であることに変わりはありません。自分が小学生だったあの日から14年という月日が経ち、今こうしてアメリカで新しい挑戦をさせてもらえていることに、これまで支えてもらった沢山の人たちに改めて感謝の気持ちでいっぱいです」と話しました。

先月26日、岩手県・大船渡市で山林火災が発生。大船渡市は佐々木投手の母校・岩手県立大船渡高校がある地で、ロッテ入団後も大船渡市で自主トレーニングを行うなど思い入れのある場所です。大船渡市役所は3日、佐々木投手から1000万円の災害見舞金と寝具500セットの寄付を受けたことを明かしました。

佐々木投手は「故郷では新たな自然災害が発生し、多くの方が被災されたことに胸を痛めています。一野球選手の自分にできることは本当に限られていますが、これからも変わらず故郷と繋がっていたいと思います」と山林火災について触れ、故郷への思いを語りました。