PK戦は「見られなかった」堂安律 クロアチア戦で感じた自分の“無力さ”
初のベスト8入りをかけたクロアチア戦。堂安選手はスタメンでの出場でした。
前半43分には堂安選手があげたクロスに吉田麻也選手が反応し、こぼれ球を前田大然選手が押し込み先制します。
それでも後半10分に、クロアチアのペリシッチ選手にヘディングでゴールを決められ、同点に追いつかれました。
後半終了間際に堂安選手は交代しましたが、試合は延長戦でも決着はつかずPK戦にもつれ込みました。
PK戦に臨むチームメートの姿について堂安選手は「ピッチに立っている11人しかPKを蹴られなかったので、自分の無力さを感じました。そのピッチにいられない自分のふがいなさと、チームを何も助けてあげられない自分に対するいらだちを覚えていました。チームメートがPKを外すシーンなんて見たくないので、下向きながら蹴るシーンは見られてなかったです」と振り返りました。
PK戦は3-1となりベスト16で散った日本代表。目標のベスト8まで何が足りなかったのか聞かれると「それが分かれば僕らはベスト8に行っているんでしょうけど、その答えは絶対に一つじゃないと思う」と答えました。
一方で今後については「間違いなく言えるのは、個人個人の能力を4年後にはあげなくてはいけないと思っています。全選手がUEFAチャンピオンズリーグに出るくらいのビッグクラブでプレーする、それができると間違いなく個の能力が高い組織になるので、次の4年以内に選手たちがその宿題を、ノルマを達成しないといけない」と課題を口にしました。