第74代横綱に昇進した豊昇龍の奉納土俵入りが31日、明治神宮で行われ、多くの相撲ファンや参拝客が晴れ舞台を見守りました。

大相撲初場所で優勝し、第74代横綱昇進を決めた豊昇龍。奉納土俵入りではまっすぐに前を見据え「雲龍型」の土俵入りを披露しました。

奉納土俵入りの会場には、第68代横綱であり、豊昇龍の叔父でもある朝青龍も、おいっ子の晴れ舞台をスーツ姿で見守りました。

土俵入り後、報道陣の取材に応じた朝青龍は「僕と同じ日に奉納土俵入りでうれしいですね」とコメント。朝青龍は22年前の同じ日、1月31日に横綱となって初めての奉納土俵入りを行っており、運命の巡り合わせに感動する様子を見せました。

また、来場所から横綱として相撲を取る豊昇龍に向け「彼にとってすべてが初めてになるので早く慣れること。みんなに愛され、嫌われるほど強くなってほしい」とエールを送りました。

そして、自身の25度の優勝回数に近づけるかという質問には「やってみろ、超えてみろ」と愛のあるげきを飛ばしました。