パリ五輪柔道日本代表の阿部一二三選手と阿部詩選手の“阿部兄妹”が混合団体での表彰式後にメダルを外して写真を撮った理由を明かしました。

日本時間8月4日、柔道の最終日に行われた柔道混合団体決勝でフランスとの激闘の末に銀メダルに終わった柔道ニッポン。

日本テレビのインタビューが終わると、兄から妹へ「写真撮ろうよ」と一言。通常はメダルを首にかけたまま写真を撮りますが、兄・一二三選手はメダルを「外そう」と促し、日本テレビのスタッフにメダルを預けて、畳の上へ。すると海外のスタッフがそのメダルに興味津々で触りにくる様子がみられ、2人も思わず笑みがこぼれます。

このときメダルを外して2人で写真を撮った理由とは。

兄・一二三選手は「2人で金メダルが目標だった。銀メダルじゃなくて。写真を撮るなら次のロス五輪で金メダルをかけて撮ろうって今回はお預けだなって意味でメダルを外しました」と説明。妹・詩選手もすぐにその意図を察したといいます。

2021年の東京五輪で兄妹同日優勝を達成。2人で連覇を目指したパリの戦いは、妹・詩選手が2回戦で敗れその夢は破れますが、兄・一二三選手は重圧をはねのけ頂点に立ちました。

パリの地でともにで金メダルを掲げる姿はできませんでしたが、兄・一二三選手は「ロス五輪では2人で必ず金メダルをとるので応援よろしく応援よろしくお願いいたします」と決意を込めました。

(8月17日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』を再構成）