◇プロ野球セ・リーグ　中日-広島(29日、バンテリンドーム)

広島の先発・大瀬良大地投手は今季5試合に登板し、防御率2.83で3勝しています。

初回、中日の岡林勇希選手にヒットを打たれますが、続く高橋周平選手、ビシエド選手をフライに仕留めます。

その後も持ち前のカットボールなどの変化球を軸に、中日打線に隙を与えません。

9回投球数は100球を超えていましたが、大瀬良投手はマウンドへ。

最後は福留孝介選手を見逃し三振に。A. マルティネス選手をショートゴロ、岡林選手をレフトフライで見事完封勝利を収めました。

前日に一挙9失点した中継ぎ陣にマウンドを譲らず、1人で投げ抜いた大瀬良投手は、アウト27個のうち15個をフライでアウトに。9回117球、被安打2、奪三振4、無四球と見事な好投を見せました。

▽以下、大瀬良投手のヒーローインタビュー

――チームとしては連敗。どんな思いでマウンドに？

勝つことだけを考えてマウンドに上がりました。

――無四球完封勝利でしたね？

根気強く低めにボールを集めて打たせていこうという思いの中で投げていたが、いい結果につながってくれて本当によかったなと思います。

――中日の高橋(宏斗)投手と投げ合い。堂林選手のHRをどう見ていた？

相手の高橋君も素晴らしいボールを投げていて、手強いなと思っていたんですが、堂林が打ってくれて頼もしく思いましたし、「この1点を必ず守りきって勝つぞ」とそういう気持ちにさせてくれました。

――これで球団として4500勝。節目に完封ですが？

歴代の先輩方が積みあげてこられた勝ちに僕たちも名前を刻むことができて、うれしいですし、またこれからも1勝1勝積み重ねていきたいなと思います。

――トップタイの4勝目？今後の意気込み？

今日もアツいご声援ありがとうございました。また投げるときは勝つつもりで一生懸命投げますので、あしたからも温かいご声援よろしくお願いします。