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【MotoGP】インドネシアは逆転の舞台 MotoGPクラス王者争い首位は再びバニャイア

2023年10月16日 7:30
【MotoGP】インドネシアは逆転の舞台 MotoGPクラス王者争い首位は再びバニャイア
日本グランプリでは雨のレースで表彰台も2位だったバニャイア選手【写真:AP/アフロ】
◇オートバイレースの最高峰MotoGP世界選手権 第15戦インドネシアグランプリ(10月13日-15日、インドネシア/マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット)

2023年シーズンはインドネシアグランプリを含めて6戦を残すのみ。15日は3クラスの決勝レースが行われました。

熱帯インドネシアのリゾートアイランド、バリ島から40キロの距離にあるロンボク島でのレース。MotoGPクラス決勝は気温31℃、路面は57℃まで温度が上がる過酷なコンディションでした。

14日のスプリントレースで優勝したホルヘ・マルティン選手(スペイン/ドゥカティ)が自身初の王者争いトップに立ったMotoGPクラス。決勝レースではドラマが待っていました。

新たなポイントリーダーであるマルティン選手と2位陥落のフランチェスコ・バニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)とのポイント差は7。

6番グリッドスタートのマルティン選手はスタート直後からプッシュしオープニングラップでトップへ。バニャイア選手も1周目終了時点で6番手と7つポジションをアップします。

迎えた中盤、先頭を走るマルティン選手。3番手まで上昇してきたバニャイア選手を意識したのか、痛恨の転倒を喫しリタイアとなります。一方のバニャイア選手は、マーベリック・ビニャーレス選手(スペイン/アプリリア)の後ろでチャンスをうかがい残り7周となったところでついにトップへ。

定位置とも言えるポジションに戻ったバニャイア選手が第10戦オーストリアグランプリ以来の今季6勝目をあげました。

前日、マルティン選手に譲ったポイントリーダーの座をわずか1日で奪い返したバニャイア選手。終わってみればマルティン選手に18ポイント差で首位を奪い返し、最高の笑顔を見せました。

来季のドゥカティ系のチーム・グレシーニへの移籍が発表されたマルク・マルケス選手(スペイン/ホンダ)でしたが、予選8番グリッドからスタートし8周目、10番手走行中に転倒。スプリントレースに続いてのリタイアとなりました。

アプリリアのマーベリック・ビニャーレス選手が今季最高位タイ、3度目の2位表彰台を獲得。ヤマハのファビオ・クアルタラロ選手が今季3度目の表彰台となる3位でフィニッシュしています。

尚、日本の中上貴晶選手は11位でした。

▽MotoGPクラス 決勝レース
優勝:フランチェスコ・バニャイア(イタリア/ドゥカティ)
2位:マーベリック・ビニャーレス(スペイン/アプリリア)
3位:ファビオ・クアルタラロ(フランス/ヤマハ)
11位:中上貴晶(日本/ホンダ)

*決勝レースで獲得できるポイント
 優勝25P、2位20P、3位16P、4位13P、5位11P、
 6位10P、7位9P、8位8P、9位7P、10位6P、
 11位5P、12位4P、13位3P、14位2P、15位1P

▽2023年シーズン 残すは5戦
 10月20日-22日 オーストラリア
 10月27日-29日 タイ
 11月10日-12日 マレーシア
 11月17日-19日 カタール
 11月24日-26日 バレンシア

【MotoGP中継】
 放送:CS放送日テレジータスで生中継
   BS日テレでもハイライト中継
 配信:Huluにて生配信(見逃し配信あり)