【巨人】ウォーカー選手 来日前にあるメジャーリーガーからアドバイス「日本の文化を受け入れて」 野球後の人生にも備えていた
■チーム合流が遅れて「不安だった」けど・・・
巨人と契約したことが発表されたのは去年12月15日で、チームに合流したのは今年3月に入ってから。実はとても不安だったことを明かしてくれました。
「契約が決まってから日本に来るのも遅くなったし、チームが受け入れてくれるかすごく心配だった」
そんなウォーカー選手の不安を来日前に和らげた人物がいました。メジャーリーグで10年以上のキャリアを築き、昨年までオリックスに所属していたアダム・ジョーンズ氏です。
共通の知人がいたため、話を聞かせてもらえることになったというウォーカー選手。「彼(AJ)はすごい選手だし、そんなにいろいろ聞いたらダメかなと思って、迷惑にならない程度にちょっとだけ話を聞いたんだけど」とはにかみながら話したウォーカー選手。
「まず、心を開いて、日本の文化を受け入れることが大事だって。彼は僕よりも人なつっこい性格というかオープンなんだけど、とにかく習うより慣れろ、って言われた。でも、自然体でいることが一番大事だよ、とも言ってもらいました」
野球についてもアメリカと日本の違いについて、「ピッチャーが投げる球の質や変化球の多さ」など、細かいアドバイスももらったといいます。「実はこの前、僕が(7月の)オールスターに出たニュースを見て、AJは連絡をくれたんです。『うまいことやってるみたいで、よかった』って喜んでくれて、僕もすごくうれしかったし、気にしてもらえるのはありがたかったです」
来日してから守備に不安はあったものの、持ち前の向上心と、「日本の文化を受け入れる」の精神で、腕を上げているウォーカー選手。「日本で野球ができて本当にうれしい」と笑顔を見せました。
◇◇◇◇
ウォーカー選手は現在30歳。今月18日には31回目の誕生日を迎えますが、メジャーリーグでの経験もなく、独立リーグでこのまま野球を続けていくか、迷っていたことも明かしてくれました。
第2の人生に備えて、スポーツビジネスの学位を母校のジャクソンビル大学で取得。コロナ禍で大学での授業がすべてオンラインで行われていたため、約2000キロ離れたミルウォーキーにいながらにして、野球と勉学を両立させ、21年6月に卒業しています。
◇◇◇◇