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駒大・佐藤圭汰 “オールラウンダーになる” 箱根駅伝翌日に語った学生ラストシーズンへの思い

2025年2月15日 11:00
駒大・佐藤圭汰 “オールラウンダーになる” 箱根駅伝翌日に語った学生ラストシーズンへの思い
「オールラウンダー」を目指す駒澤大の佐藤圭汰選手
第101回箱根駅伝を終えた駒澤大学は大会翌日の1月4日に新チームが始動。3年生の佐藤圭汰選手は学生ラストシーズンへの思いを語りました。

ケガで昨年10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝を欠場。それでも約10か月ぶりのレースとなった今年1月の箱根駅伝は、7区で区間記録を大幅更新する驚異の走りをみせました。

箱根駅伝を振り返り、「正直、走る前は不安でいっぱいで。良い練習は積めていたのですが、10か月ぶりのレースということでどうなるかなと思っていました」と胸中を口にします。

続けて、「いざ走ってみれば、自分の想定していたペースでずっと走ることができました。後半はもちろんきつくなったのですが、ある程度粘ることはできて目標通りのタイムを出せたのは非常に良かったなと思います。自分、力ついてるなってすごく自信になりました」と手応えを語りました。

一方で「後半(ペースを)上げないといけない中で、足が止まってきた時に粘れなかったのは力不足を感じました。総合優勝を逃しているので今の結果に満足するのではなくて、次の年リベンジする気持ちでやっていきたいなと思っています」と、チームが総合2位だったことも踏まえ、さらに上を目指す姿勢を見せました。

「昨年のシーズンは本当に何もレースに出場できなくて非常に悔しい思いばかりしていたので、その悔しさを晴らすシーズンにしたい」

そう意気込む佐藤選手は、学生ラストシーズンへ。目標として、「明確には1500mから5000mで日本記録を更新して、東京の世界陸上競技選手権に出場したい」と高らか宣言。加えて、「駅伝でも4年生となるので、出雲、全日本、箱根と三冠に導けるような強い選手になっていきたい」と力を込めます。

すでに室内の5000mでは、日本記録(13分09秒45)を持つ佐藤選手。1500mの狙いについては、「1500mをやらないと5000mも速い選手になれないと思う、1500mもしっかり鍛えて、3分33秒くらいは出せる選手になりたいと思っています。自分はいろいろな種目が速い選手になりたい。1500mだけじゃなくて5000m、3000m、今だったらハーフマラソンもいけるくらいの“オールラウンダー”になりたいと思っている。チームのエースとして走りで引っ張っていきたいなと思っています。また模範となれるような選手になれたらなと思っています」と頼もしく語りました。
最終更新日:2025年2月15日 11:00