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【夏の甲子園】慶応・森林監督「笑っちゃうくらい苦しい試合」 投手戦を勝ち抜いたバッテリーを称賛 <インタビュー全文>

2023年8月22日 6:01
【夏の甲子園】慶応・森林監督「笑っちゃうくらい苦しい試合」 投手戦を勝ち抜いたバッテリーを称賛 <インタビュー全文>
慶応・森林貴彦監督(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第105回全国高等学校野球選手権記念大会 準決勝 慶応(神奈川)2-0土浦日大(茨城)【21日、甲子園球場】

夏の甲子園、準決勝第二試合で土浦日大に勝利した慶応は、103年ぶりの決勝へと駒を進めました。

慶応は小宅雅己投手(2年)が初回、ヒットでランナーを出しますが、ここをダブルプレーで抑えるなど上々の立ち上がりをみせます。

すると2回、福井直睦選手(3年)がヒットで出塁すると、キャプテン・大村昊澄選手(3年)が送りバントに成功。そして、1アウト2塁のチャンスで、小宅投手がセンターへのタイムリーヒットを放ち、先制に成功します。

5回には2アウト満塁のチャンスを作りますが、得点につなげることはできません。

しかし、6回、キャッチャーの渡辺憩選手(3年)が2ベースヒットで出塁すると、2回に先制のホームを踏んだ福井選手が送りバントに成功。続く、キャプテンの大村選手がタイムリーヒットを放ち、追加点を奪います。

投げては小宅投手が6回まで3塁を踏ませない安定した投球をみせます。

7回、先頭バッターにヒットを許した小宅投手。味方のミスなどでランナー3塁まで進塁を許します。それでも後続をショートフライに打ち取りこの回も無失点に抑えます。

そして9回もマウンドに上がった小宅投手。土浦日大打線相手に最後まで投げきり、この夏初の完封勝利を遂げました。

▽以下、慶応・森林貴彦監督のインタビュー全文

――今どんな気持ち?

「笑っちゃうくらい苦しい試合でしたけれども、でも楽しい試合でした」

――9回118球、小宅投手の完封見事でした

「今日、小宅一人というのはあまりイメージしていなかったのですが、代え時がなかなかなくて、小宅にだいぶ負担をかけたなとは思うのですが、本当に素晴らしいピッチングでした」

――特によかったとこは?

「インコースをしっかり投げ切れたというところです。最終回まで、全部キャッチャーのリードもよかったですし、そこに投げきったというバッテリーが素晴らしかったと思う」

――9回どんな気持ちでマウンドに、送り出した?

「ごめんねって感じですかね。ちょっと想定していない展開だったので、9回も行ってくれと。状況によってすぐ帰るからという話で、よく頑張ってくれました」

――一方で攻撃はチャンスをつくりながらも、もう一本が出ないという展開。どう見ていた?

「監督の采配がよくなかったと思います。なんとか3点目、4点目をとってピッチャーを楽にさせてあげたかったが、それがうまくできなくて、攻撃面では課題が残る試合でした」

――その中でも6回の1点。大村キャプテンの底力。どう打撃は見ていたか?

「キャプテンがあそこで2点目を打ってくれたっていうのは、チームにもう一回勢いをつけてくれましたし、今日も6回からの後半戦、第二試合を頑張ろうという中で、6回表をしっかり押さえて、裏とってくれたので、キャプテンの一打には本当に感謝しています」

――決勝は仙台育英との一戦。どんな試合をしたいか?

「明後日ですよね。休養が48時間くらいほしいですけれども、なんとかコンディションを整えて、仙台育英はセンバツ対戦してサヨナラ負けという悔しい思いをしています。素晴らしく強いチームというのはよくわかっていますが、このチームの集大成として、全力でぶつかりたいと思う」
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