福島ユナイテッドFC プレーオフはドロー 悲願のJ2昇格は来季以降に持ち越し
サッカーJ2への昇格をかけたプレーオフ準決勝、福島ユナイテッドFCはアウェーで長野の松本山雅FCと対戦しました。
クラブ史上初のJ2昇格を目指して、ホームスタジアムのある福島市からも声援が贈られました。
J2昇格をかけた短期決戦。福島ユナイテッドFCは勝てば、プレーオフ決勝戦に進める大事な一戦、アウェーで年間順位上位の松本山雅FCに挑みます。
アウェーで戦う選手たちを後押ししようと、福島市のパブリックビューイングの会場には、約300人のサポーターが詰めかけ、エールをおくります。
■福島市の70代男性
「J2昇格ですよ、それだけ、絶対勝ちます」
■須賀川市の男子中学生
「現地には行けないんですけど、せめてパブリックビューイングにはと思い、来ています(あと2勝で)J2に上がれるので、上がってほしいです」
そして、注目の試合。主導権を握ったのは、白の福島でした。前半10分、サイドからのクロスに合わせたのは、樋口!樋口のこの技ありのシュートで福島が幸先よく先制します。
その後も、福島は攻撃の手を緩めません。前半36分には、森のシュート。ボールはポスト直撃で、惜しくも追加点とはなりませんでした。
対する松本。福島よりも年間順位が上のため、この試合、引き分け以上であれば決勝に進めます。
その意地を後半20分に見せます。コーナーキックのチャンスからボールを押し込み、同点に追いつきます。
決勝進出のためには、あと1点が欲しい、福島。しかし、攻め手を欠き、試合はこのまま1対1の引き分けで終了。年間順位が上の松本が決勝進出を決め、福島は敗退となりました。
■福島市の50代男性
「同点になってから相手はずっと守りに徹してたので、そのしたたかさにやられた印象」
■本宮市の20代女性
「悔しい結果だったが、最後の最後まで選手の皆さんが頑張ってくれたのでありがとうございますという気持ちでいっぱいです」
福島の悲願のJ2昇格は、来シーズン以降に持ち越しです。