【サンフレッチェ広島・大迫敬介】元・日本代表の本から学んだ『準備』を整えて 日本代表戦への出場に意欲
サッカー日本代表森保ジャパンは、ワールドカップ・アジア2次予選で5連勝とその勢いを増して、6月11日、広島での試合を迎えます。
■日本代表 森保一監督
「敬介のことはユース時代から見ていますし、世界の中でも戦えるというところは見せてくれていますし、さらに力をつけてくれる伸びしろもある選手だなと。」
日本代表ゴールキーパー大迫敬介。ここまで国際Aマッチに7試合出場しています。サンフレッチェ広島では守護神として、2024年から背番号1を背負います。J1開幕からビッグセーブでチームを救い、開幕7戦で実に4つの完封。首位争いに押し上げました。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「日本代表で出るのは、常に目標としてきた部分なので。チームで出しているパフォーマンスにプラス、さらにもっと存在感を出していければ、ピッチに立つチャンスはもらえるのかなと思います。」
順風に見えたなか、4月終盤に迎えた川崎戦で、今シーズン初の複数失点で2点を失います。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「1点目は完全に自分のミスですけど。2失点目に関してはトライをしようとした中で、自分の中で迷いが出てしまったのが、失点につながったというところで。」
チームは6戦連続で勝利から遠ざかります。順位も大きく落としました。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「失点するのは、ゴールキーパーが関わってくるところで、どうしても責任は感じますし、失点に直接絡むこともあれば、他の選手がミスをしてその流れでということもあるで。そういったミスだったりをカバーできる唯一のポジションがゴールキーパーだと思って。自分がなかなかカバーしきれていない責任を感じていますし。」
刺激を受けた元日本代表の本
大迫は、4年前にオリンピック代表に名を連ねました。日本代表遠征の長い移動にはもっぱら読書。ある本に刺激を受けています。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「中学校のころから読んでいる(元日本代表の)川島永嗣さんが出している『準備する力』は、いつになっても原点に戻れるような本なので。」
ゴールキーパーは日々、基礎的な動きから試合を想定した動きまで、何度も反復して練習を行います。元・日本代表から学んだ「準備」の教えがプレーにも生きています。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「シュートが飛んでくる前の自分の準備だったり、味方に対していいポジションを取らせて、余裕も生まれますし、しっかりと準備の整えは早くするように意識しています。」
日本代表の森保一監督は、3失点をしたホームでの鹿島アントラーズ戦を視察していました。それでも大迫を6月シリーズの日本代表に選出します。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「自分では納得していないですけど。でも選ばれてうれしいですし、恥じないプレーをこれからしていきたいと思います。」
6月1日、サンフレッチェ広島はホームにジュビロ磐田を迎えました。相手のゴールキーパーは川島永嗣。大迫がその哲学に刺激を受ける元・日本代表です。大迫は川島の前で堅い守りを取り戻します。チームは4月7日以来のホーム白星を完封勝利で飾り、首位追走の体制を整えました。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「まずは久しぶりに完封勝利でほっとしていますけど。ここ数試合、僕自身ふがいないプレーが続いていたので、うれしいような、まだまだこんなもんじゃないという複雑な気持ちです。」
ドイツ代表コーチの経験もあるスキッベ監督は、代表クラスの選手が時に抱える課題に理解を示しています。
■サンフレッチェ広島 スキッベ監督
「調子の波は誰にもあるもので。敬介は今回(磐田戦で)いいパフォーマンスを見せたので、悪い状態を抜けたかなと思っています。」
6月11日は、待望の広島での日本代表戦。大迫のスタメン入りなるかが注目です。
■サンフレッチェ広島 大迫敬介選手
「もちろん出たいですね。広島でやるからということもありますけど、皆さんの前でプレーしたい思いと、常に目指してきた舞台で自分が活躍したい思いの両方がありますね。」
【元気丸 2024年6月9日放送】