熊本ヴォルターズ本拠地 民間主導で新アリーナ整備方針 県立総合体育館を建て替え
■平井友莉キャスター
「JR上熊本駅から約500m、徒歩7分ほどの場所にある県立総合体育館。この場所に新たなアリーナが整備される計画です」
熊本ヴォルターズの筆頭株主・桜十字グループなどによりますと、チームの本拠地である県立総合体育館を建て替え、新しいアリーナをつくる計画をまとめたということです。
Bリーグは再来年から新しい制度に移行し、国内最高峰の「Bプレミア」に参入するには、5000人以上収容の本拠地が必要となっています。
■平井友莉キャスター
「現在、この大体育館では最大で4000人あまりを収容できますが、新たなアリーナではそれを上回る5000人から1万人規模の計画です」
整備費用は100億円から200億円で、桜十字グループを含め熊本県内外の企業が参加した特別目的会社を設立して計画を進める方針です。桜十字グループは、ホテルや商業施設などが入る複合施設にすることで、参加企業を増やせるのではと考えています。
■県立体育館利用者
「楽しみですね。ぜひお願いします」
「体育館利用の方が多く駐車場が足りないと思うので、できたらいいなと思います」
「宿泊も娯楽施設も何もない。これを機転に派生的にできればいい」
この計画に、熊本県の木村敬知事は。
■木村敬知事
「具体的なスキームまで考えているのは、初めて知った。今後の提案の中身を待ちたい」
県によりますと、これまでに民間主導で県の施設を整備・改修したケースはないということです。
新たな施設の完成は2030年代半ばを目指していて、今後は県が今年度中に設置予定の県有スポーツ施設の整備や管理についての検討会議で議論される見通しです。