部内でのいじめ問題を受け活動を自粛していた大津高校サッカー部。23日から練習を再開し、新監督が今の思いを語りました。

■宮﨑祐介新監督
「サッカーができることに感謝をしてお世話になっている方とか今回のことで大津高校を支えて下さった方々に感謝の気持ちをサッカーを通して表現したい」

24日、大津町のグラウンドで練習に汗を流していたのは大津高校サッカー部の選手たち。
約2週間の自粛期間が明け、今週末の試合に向けて練習を再開させていました。
10月3日に明らかになったサッカー部でのいじめ問題。
去年1月、当時1年の生徒が先輩にあだ名をつけたとして謝罪を強要され、全裸で土下座する様子を撮影されるいじめを受けました。

これを受けてサッカー部は10月7日から活動を自粛し、顧問とクラスの担任が全部員約230人と面談し、過去にいじめを受けていないかなどの聞き取りを進めてきました。さらに今回の問題で平岡和徳総監督が当面の間指導を自粛し、山城朋大監督が退任することを発表。宮﨑祐介新監督のもと、再始動することになりました。

■宮﨑祐介新監督
「部としても学校としても面談を通して子ども達の声に耳を傾ける中で今回の件だけにかかわらず私たちが改善していかなければ ならない点が多々ありまして。謙虚に色々な方から頂いた言葉を受け止めながらたくさんの人達から応援されるようなチームになれるように頑張っていきたいと思っています」

大津高校が初戦を迎える選手権熊本県大会は、10月29日（日）に嘉島町で準々決勝が行われます。