「応援頼もしかった」氷見西條中が優勝報告 春中ハンドで日本一
春の全国中学生ハンドボール選手権大会で日本一に輝いた氷見市の西條中学男子が27日、地元に凱旋し、優勝を報告しました。
優勝の原動力には、被災した人たちの存在がありました。
27日、9年ぶり2回目の日本一に輝いた西條中学・男子ハンドボール部。
一夜明け28日、地元の氷見市役所を訪れ優勝を報告しました。
「春中ハンド」はこれまで毎年、氷見市で開催されてきましたが、今年は元日の地震の影響で福島県での開催となりました。
27日の決勝は互いに点を取り合う一進一退の接戦に。
チームは地震の影響で体育館が使えず、練習ができない時期があるなど苦難の連続でしたが、チーム全員で戦い抜き、見事日本一に輝きました。
困難を乗り越えた原動力には、氷見の被災者の存在があったといいます。
井上拓己キャプテン(2年)
「もともとこの大会は、被災した方々に明るいニュースで元気や勇気を届けようという気持ちで臨んでいたので、同じ被災した身として応援してくれる存在がいるのはとても頼もしかったです」
戸圓拓空選手(2年)
「地震で被害あった人に元気持ってもらえれば良いなと思って頑張りました」
優勝報告を受け、地元の人は。
地元の女性(88)
「こりゃいいことやわ。みんな元気もらった。また次も頑張って、明るいニュースをどんどん持ってきてくれたら幸せだわ」
氷見市では2024年8月に、全国中学校ハンドボール大会が開かれます。
橋本朱右選手(2年)
「全中も優勝して被災地の人たちに勇気を与えたいです!」
西條中学のみなさん、日本一おめでとうございます。
夏の全国大会でも西條中学はもちろん、県勢が躍進し、明るいニュースを被災地に届けてほしいと思います。