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目指すは日本一 高岡向陵高校相撲部 2人の1年生を紹介

2024年5月29日 20:43
目指すは日本一 高岡向陵高校相撲部 2人の1年生を紹介

高校スポーツ最大の大会・インターハイへとつながる県高校総体は今週末、集中会期を迎えます。この春強豪相撲部に入部し、新たな場所で日本一を目指す2人の1年生を紹介します。

高岡向陵高校相撲部。これまで多くの選手を角界に輩出している強豪校です。去年も全国3位に輝くなど実績を残していますが、長年の目標・日本一には手が届きませんでした。

この春、4人の1年生が加わったなか、エブリィが注目したのは井畠悠希選手と三澤賢人選手です。

井畠選手「相手と左四つになったら僕は強いと思います」

183センチ、133キロの大きな体を生かした組み相撲を得意とする氷見市出身の井畠選手。

中学では地元を離れ、全国屈指の強豪石川県の津幡南中学校に進学。今年2月に行われた中学相撲三大タイトルの一つ「白鵬杯」で決勝まで勝ち上がると、中学横綱で元大関・琴光喜の長男・田宮愛喜選手に勝利。県勢初の優勝、中学日本一に輝きました。

そしてもう1人が、小学校時代から貫く押し相撲が持ち味の三澤選手。

三澤選手「全国大会で活躍することを夢見ている。絶対に立ちたいと思ってます」

相撲部OBで全国大会にも出場した兄に憧れて高岡向陵を選んだ三澤選手。朝乃山の母校・呉羽中学校のエースとして中学3年の時には県王者となり、中部大会でも個人3位に輝いた実力の持ち主です。

大きな期待を受け、春からは同じ土俵で稽古に励む2人。その関係は。

三澤選手「頼もしい仲間でありライバルです」
井畠選手「一緒にお風呂に行ったりごはんを食べに行ったり、多分とても仲が良いと思います。一番親友に近いと思います」

小さい頃からのライバルであり、親友です。初めて出会ったのは小学4年生の時。道場こそ違いましたが、県内の大会では何度も顔を合わせ優勝を争ってきました。

小学生時代は6勝4敗で三澤選手が勝ち越し、中学時代には5度対戦し井畠選手が4勝1敗。お互いの存在がもっと強くなりたいという気持ちを高めてきました。

井畠選手「小学校の時に賢人と戦って、それで初めて賢人に勝って、そこから相撲にハマりました」
三澤選手「土俵で向き合った時には絶対に勝つという気持ちをもって土俵に上がっています」

この日のぶつかり稽古でも、チームメイトではありますが、大会さながら気迫ある取り組みを何度も見せていました。

いよいよ今週末に迫った県高校総体。団体戦はチームを組めるのが高岡向陵1校のため、すでにインターハイ出場が決まっています。

一方、3つの階級で行われる個人戦で2人は無差別級に出場。10人の選手たちがインターハイへの3枚の切符をかけ総当たり戦に臨みます。

1年生の2人にとって初めて迎える県高校総体。個人での全国出場はもちろん、インターハイに臨む団体戦のメンバー入りへ、その実力をアピールしなければならない重要な大会です。

井畠選手「先輩の胸を借りて思い切ってぶつかってレギュラーを勝ち取っていきたい。高校で全国1位を取るので、皆さんに応援してもらいたいんで頑張っていきたいと思ってます」
三澤選手「1年生のうちに団体の全国大会メンバーに入って、みんなの力で結果を残していきたい」

憧れのインターハイへ、力と力がぶつかり合う県高校総体の相撲競技は6月2日に行われます。

個人戦には高岡向陵高校の選手のほか、富山商業高校の選手も出場します。

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