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高岡の”五刀流”アスリート 高校進学し挑戦続く

2024年4月3日 19:13
高岡の”五刀流”アスリート 高校進学し挑戦続く

この春、新たな舞台へ進んだ県内のアスリート、5つの種目で日本一を目指す新高校1年生を紹介します。

堀田みず希選手15歳、小学3年生の時から”五刀流”のアスリートとして注目されてきました。

空手は今年3月にフルコンタクトの大会で全国優勝、レスリングは小学生時代に全国優勝を3度経験、ボクシングでは全国大会で現在3連覇中、相撲は3度の全国大会3位、そして柔道では県大会で上位進出を何度も経験するなど、現在も五刀流で結果を残し続けています。

県外の高校からも多くの勧誘があったという中、堀田選手がこの春、進学先に選んだのは地元の高岡商業高校です。そこには生まれ育った高岡への思いがありました。

堀田選手「これまで小さい頃から5種目やってきて、この富山県、高岡市に沢山お世話になったので、地域の人たちに自分が頑張ることで元気を与えられるかなと思ったので」

部活動が盛んな高岡商業学校で入部先に選んだのがレスリング部です。しかし、現在の部員は堀田選手を含めわずか3人。女子選手はほかにおらず、男子選手や顧問を相手に練習に励んでいます。レスリングでは小学校時代に日本一に輝いたものの、中学時代は頂点に届きませんでした。恵まれた環境とは言えませんが、再び頂点の座を狙います。

堀田選手「中学では全国5位であと一歩のところだったんですけど、高校ではもっとレベルが上がって簡単な話ではないんです。インターハイで優勝できるように頑張ります」

高校生になっても五刀流は健在です。この日は部活動を終えた後、富山市の稽古場に移動し、およそ1時間に渡って柔道の練習に汗を流しました。

柔道の練習を終えると、今度は空手着姿になって登場。3種目目の練習にも関わらずミット打ちや組み手などハードな練習に取り組み、自らの体をとことん追い込んでいました。

ボクシングや相撲の練習も欠かせず続けている堀田選手。その先に描く夢は。「自分の最大の目標が世界で活躍できる選手になることなので、大変なことばかりですけど、そこを乗り越えたらちょっとでも夢に近づけるかなと思って日々頑張っています。高校では5つの競技で全国優勝することと、その中の競技で世界大会で優勝できるように頑張りたい」

厳しく険しい五刀流の道を歩み始めたのは小学3年生の時。あれから7年…世界への道を切り開くため堀田選手の新たなステージでの挑戦が始まります。

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