冬のインターハイ 富山県勢が連日の表彰台 入賞ラッシュ
富山県内で開催されている冬のインターハイ=全国高校スキー大会。県勢が連日の表彰台、そして嬉しい入賞ラッシュです。
まずは9日に行われたスペシャルジャンプで、富山県内の高校生で唯一出場となる、雄山高校3年の坂大芳輝選手が3位に輝きました。坂大選手は10日にノルディックコンバインドにも出場し、連日の表彰台を目指します。
一方、冬の陽光が照らす南砺市の平スキー場ではアルペン女子GSが行われ、県勢4人が出場。県勢トップの滑りを見せたのは、 ゼッケン番号1、富山第一高校1年の上野香晴選手。1本目には慣れ親しんだコースで、持ち前のダイナミックな滑りを見せ、表彰台圏内の3位と好位置につけます。しかし勝負の2本目。勝利への思いが強く出過ぎたという上野選手。焦りからターンが膨らみ、記録をのはずことができず。トータル2分1秒33で順位を一つ落とし、悔しい4位となりました。
富山第一高校1年 上野香晴選手
「悔しいです。明後日こそは優勝できるように。自分の思い通りに自信を持って滑れるように頑張ろうと思います」
また同じく1年生の砺波工業・清利葵乃選手は、1本目に入賞圏内の10位に入ると、続く2本目にも最後までスピードが落ちない、ミスのない滑りで順位をあげて7位でフィニッシュしました。
そして、富山第一3年の上嶋梓紗選手は、今大会が最後のインターハイ。家族や友人たちの熱烈な応援を受け笑顔で滑り切ったという2本目。順位を5つ上げる好タイムをマークし嬉しい10位入賞です。
南砺平高校の吉田悠乃選手は1本目で転倒し、記録なしとなりましたが、アルペン女子が入賞ラッシュを見せ、11日の女子スラロームへ弾みをつけました。
そのほかの結果です。クロスカントリー5キロクラシカルでは8日の5キロフリーで2位に輝いた南砺福野高校3年の山本茉由子選手が、県勢トップの17位となりました。10日は男子スラロームやノルディックコンバインドなどが行われます。